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2022年09月02日 11時 [エンタテインメント・音楽関連告知・募集]

ジオ・コスモス株式会社(代理店)

落合陽一 演出&出演!古楽器×メディアアート×パフォーマンスアートによる『HUMAN/CODE ENSEMBLEヒューマン・コード・アンサンブル』追加情報発表!

Re-membering the Past, Re-imagining the Future 〜再編成される過去と再投影される未来〜


国際的に活躍する異分野のアーティストたちのコラボレーションと
最先端テクノロジーによって近未来のヒューマニティとアートを描く!


メディアアーティストの落合陽一が、チェンバロ/フォルテピアノ奏者の小川加恵、パフォーマンスアーティストのステラークと共にポストコロナ時代に拡張された人間の「身体性」をテーマに、近未来の新たな「ヒューマニティ」のかたちを描き出します。
古楽×メディアアート×身体パフォーマンスによる異分野のアーティストたちとのコラボレーションとAI/ロボティクス/IoA/等、新旧テクノロジーの共創によるこれまでにない、新しいアンサンブルによる共鳴をぜひ体験ください。

9月発表の追加情報としては、本公演の聴きどころ・見どころを具体的に4つのポイントから発表します。キーワードは「データドリブンの映像提示」「ARTs×テクノロジー」「体験拡張」「エデュケーション」。

公演の追加曲目の発表と共に、ロンドンから世界を席巻する作曲家・藤倉大による『HUMAN /CODE ENSEMBLE ヒューマン・コード・アンサンブル』のための書き下ろし新作世界初演への更なる注目も集まっています。

先進テクノロジーとの共創で、コンサートホールでの「体験拡張」が可能な特別なお席をクラウドファンディング READYFORで特別ご用意。9/6(火)10:00からご支援を受け付けます。
詳しくはREADYFOR特設ページをご確認ください。https://readyfor.jp/projects/hce2022

社会実装前の研究開発技術を特別に限定公開し、音楽をインプットする試みはクラシックコンサートでは挑戦的な取り組みとなります。

■公演概要
令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演
HUMAN / CODE ENSEMBLE ヒューマン・コード・アンサンブル
Re-membering the Past, Re-imagining the Future
再編成される過去と再投影される未来

出演:落合陽一(メディアアーティスト)、小川加恵(フォルテピアニスト)、Stelarc(パフォーマンスアーティスト)コラボレーター:藤倉大(作曲家)

日時:2022年11月3日(木祝)15:00 開演(14:30開場)
   2022年11月4日(金) 17:00 開演(16:30開場)
会場:神奈川県立音楽堂(神奈川県横浜市西区)

公式Webサイト: https://human-code-ensemble.com
公式Youtubeチャンネル : https://www.youtube.com/watch?v=mMOJrhHjGe4
Twitter:https://twitter.com/HCE2022 
Instagram:https://www.instagram.com/human_code_ensemble/


●公演プログラム
ロワイエ:めまい、スキタイ人の行進、J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988より、半音階的幻想曲とフーガ BWV903より、スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.141/ L.422、C.P.E.バッハ:自由な幻想曲Wq.58/7, H.278、モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397(ソニーコンピュータサイエンス研究所音楽チーム研究開発のPIA(Piano Inpainting Application)による補筆版世界初演)、ベートーヴェン:ソナタ「悲愴」「月光」より、ショパン:ノクターン嬰ハ短調(遺作) 、ソナタ第2番変ロ短調「葬送行進曲」より、藤倉大:新作世界初演(ヒューマン・コード・アンサンブル委嘱作品)ほか

主催:ヒューマン・コード・アンサンブル実行委員会(アーリーミュージックエンタープライズ株式会社 運営)
共催:神奈川県立音楽堂 指定管理会社 公益財団法人 神奈川県芸術文化財団
機材提供・技術協力:株式会社セイビ堂(LED vision)、凸版印刷株式会社、ローランド株式会社
スタジオ提供:HIPS Konan Studio
企画協力:ソニーコンピュータサイエンス研究所パリ音楽チーム
協力:Emohaus inc.、Living Together Co. (Agent of Stelarc)、株式会社Locatell、石丸組、株式会社流ほか
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 花王 芸術・科学財団、公益財団法人 関西・大阪21世紀協会万博記念基金、オーストラリア・カウンシル・フォー・ジ・アーツほか
令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演、横浜音祭り2022パートナー事業

●チケット 大好評発売中
全席指定 一般 ¥7,000 学生席 ¥3,500(24歳以下)
チケット取扱:チケットかながわ 0570-015-415(10:00-18:00)、チケットぴあ https://pia.jp/(Pコード: 220-292)、イープラス https://eplus.jp/
・アーカイブ配信チケット : 3,500円
・クラウドファンディング READYFORにてコンサートホールでの特別体験拡張席などご支援受付中!https://readyfor.jp/projects/hce2022


■ARTs × テクノロジー 5つの要素

1. 機械学習モデルからの映像生成など、落合陽一による新たな試みの映像ライブパフォーマンス


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfeWpVSGxBa3djTS5wbmc.png ]
数百年余前から現在まで脈々と続く歴史に連なるクラシック音楽。先人たちが残した楽曲についての画像やスコアなどのデータは、作曲家による自筆譜のみならず、過去に演奏された演奏会や、作曲年に起きた出来事や作曲家の肖像画など、多岐にわたります。近年の機械学習技術にはそういったデータが含まれており、落合陽一は近年の生成手法を用いて画像生成を行い、これをベースにした映像を古楽器の奏でる音に合わせてリアルタイムで再投影します。これまで映像作家のクリエイションによって制作された映像が音楽に付随する演出方法は数多く行われてきましたが、今回落合が披露するのは、数百年にわたる膨大なデータを絵の具に、あるいは彫刻するための道具として活用し、「楽曲」そのものを視覚化するという新しい試みです。さらに落合は、楽曲を構成する音階や、作曲家の背景にも着目しこの演出を行います。


2. コンサートホールでの「ライヴ体験拡張」クラウドファンディング READYFORで支援受付

公演の技術協力企業との協働により、企業の研究開発部門による最新研究と先端技術を駆使してコンサートホールでライヴ・パフォーマンスを鑑賞しながら「体験拡張」が出来る特別席をクラウンドファンディング READYFORでのご支援を受付中です。
https://readyfor.jp/projects/hce2022

具体的には凸版印刷との共創で、下記の体験拡張をお楽しみいただけます。

・凸版印刷 遠隔体験サービス | IoA仮想テレポーテーション


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfQU1qTWFySEFuTy5wbmc.png ]

IoA(Internet of Abilities)仮想テレポーテーションは、「移動距離・時間を超え、現地のアバターロボットがガイドに乗り移り自分がそこにいるような感覚で遠隔体験ができるサービス」。
小川が演奏中に装着するデバイス、ステージ上を移動するロボットに乗り移り、演奏者と共にステージ上にいる様なリアルな臨場感を実現、鑑賞体験を拡張します。
※今回の取り組みは2022年9月7日(水)開催のTOPPAN Professional Talkでご案内予定です。https://www.toppan.co.jp/solution/seminar


3. AI × 人間による共創


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfb2llaVZxSGN5ei5wbmc.png ]
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所パリ(ソニーCSLパリ)を中心にソニー音楽を研究するチームの協力でモーツァルト:幻想曲 K.397の「未完部分」を小川の演奏に呼応したAIが補筆し、コンサートで披露致します。AIと人間との「対話」によりインタラクティブなピアノ作品の創作をだれもが行う事が可能な研究開発技術、“PIA(The Piano Inpainting Application)“。
バロックから印象派以降の膨大な作品データに加え、演奏家による演奏の記録から演奏表現についてのデータをも学習させ、人間性をともなったリアルな作品の再創造を提示します。機械学習による作曲の研究は世界に数多く存在しますが、プロ演奏家のステージで実装される機会も未だ少なく、今回、ソニーCSLのPIAがプロ演奏家によるコンサートで披露されるのは世界初の試みです。未完のモーツァルト作品の中でも最も謎に満ちたこの幻想曲。
小川によるライヴパフォーマンスから引き継ぎ、AI(PIA)がどんなフィナーレを補完するのか、演出面でもお楽しみ頂けるサプライズを準備しています。
https://www.sonycsl.co.jp/paris/13692/
※リンク先は9月3日より閲覧可能です。


4. パフォーマンスアーティスト StelarcによるH/CEのための新たなデバイスの開発


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfZXJIaFVrT0VrSS5wbmc.png ]
パフォーマンスアート界のレジェンド、ステラークがこのアンサンブルのために新たに開発した新しいデバイス「Midi Bracelet(ミディ・ブレスレット)」を本公演で初公開します。
「Midi Bracelet」は、ブレスレットの様に手首に装着する、センサーやカメラなど様々な機械がアッセンブルされたデバイス。指を動かす事によりピッチや音色を変えたり、内臓カメラによってパフォーマンスしているステラークの「身体」を観客に共有出来るインタラクティブなデバイスです。
今回は、小川加恵のフォルテピアノ演奏、落合陽一によるDJ/VJ、そしてステラークによる「Midi Bracelet」と「Extended Arm」を連動させた『演奏』を含むパフォーマンスによるセッションも披露します。三者のコラボレーションによるパフォーマンスの中でも「Midi Bracelet」は重要な役割を担う予定です。


5. 5台もの新旧テクノロジーを駆使した鍵盤楽器が一堂に会する豪華競演


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfaEdDUXRCVlNOby5wbmc.png ]
「ピアノ」という楽器が誕生してから現代に至るおよそ300年の間に、当時最新のテクノロジーを駆使して製作された「ピアノ」は時代や国によってその形状も、音色も様々に変容を遂げてきました。本公演ではそんな個性的な鍵盤楽器5台か集結します。バッハやモーツァルト、ベートーヴェンらが生きていた18世紀〜19世紀に製作されたオリジナルの楽器とその複製楽器である「チェンハロ」、「シルハーマン製作フォルテヒアノ」、「ワルター製作フォルテヒアノ」、「シュヴァルトリンク製作フォルテピアノ」に加え、ローランド株式会社の製作したデジタル・コンサート・ピアノ「GPX-F1 Facet」が登場します。
“Roland Digital Piano Design Awards”の大賞を受賞した韓国人プロダクトデザイナーのジョン・チャン・キム氏による「Facet Grand Piano(ファセット・グランド・ピアノ)」のデザインの具現化を目指して制作されたコンセプトモデル「GPX-F1 Facet」は、ラスベガスで開催されている世界最大の家電見本市「CES2020」で発表されました。「Facet」の言葉通り、複雑にカットされて美しく輝く宝石の様な革新的なデザイン。落合陽一が操るMidiコントローラーの役割も担います。落合が楽器の前に座ってパフォーマンスしているヴィジュアルも新鮮!


■『HUMAN /CODE ENSEMBLE ヒューマン・コード・アンサンブル』のための藤倉大による書き下ろし楽曲世界初演


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfcElKSFVUR1hqUS5wbmc.png ]
ロンドンから世界を席巻する作曲家・藤倉大。彗星の如く音楽業界に現れた天才作曲家も今年45歳を迎え、円熟期に達している。このプロジェクトのコラボレーターとして、藤倉がこのアンサンブルのために書き下ろす新作世界初演への注目が集まっている。落合がステートメントで示している「目指したいアンサンブル像」の実現のために、藤倉は作品の中で三者三様の表現をさせる余白を与えている。決して同じ演奏になることのない、藤倉による最新楽曲の、2日に渡る「世界初演」を決して見逃すことは出来ない。


■東京藝術大学で開催する特別な「エデュケーション・プログラム」

公演に向けて、落合、小川、ステラークが出演するスペシャル・トークイベントが10月10日(月・祝)14:00〜東京藝術大学第6ホールで開催決定(主催:東京藝術大学演奏藝術センター/東京藝術大学音楽学部)。本公演で描かれる「新たなヒューマニティ像」についてや1980年代からのテクノロジーとメディアアート/インターメディアの変容とこれからの展望、1970年代以降の古楽演奏復興活動と2020年代の展望をトークテーマとし、たっぷり語り合う90分。イベントは完全招待制で、一般募集による参加者と東京藝術大学の学生及び教職員、計200名で行われる。https://human-code-ensemble.com/specialtalk/


〈参考資料〉
ステートメント | 落合陽一
--------------------------------------------
デジタルと共鳴する古楽器が質量への憧憬を惹起する
――――――――――――――――――――――
フォルテピアノ奏者の小川加恵に誘われてこのアンサンブルは始まった.小川から伝えられたのは自分のいくつかの平面作品のモチーフだった.以前ライカで行った個展「情念との反芻」の際にオールドレンズで滲むように撮影したいくつかのイメージ.それを自分はデジタル解像度で取りこぼしたものを拾い集める試みと述べたが,デジタルの自然に近づくこの世界にとって人間性の営みとは何かという問いを表現の中に自分は常に込め続けている.
人とコード,計算機と人間のアンサンブル,新しい自然と新しい人の新しいアンサンブルとは何か考え続けている.JCRリックライダーが人間とコンピュータの共生をテーマに論文「Man-Computer Symbiosis」を書いたのは1960年のことだった.その後も人とコンピュータの共生は続き,インターネットの発達以後,コンピュータは人の社会性を維持するための環境要因として現代の人類に必要不可欠なものになっている.計算機は遍在し,同時に人の身体もデジタルに変換され,今この世界に遍在しうる.
遍在する身体性,そして計算機と自然を考えているうちにパフォーマンスそれ自体に興味を持った.自分は自分の身体的運動にあまり自信を見出せない.幼少の頃から繰り返しのリズム反復が苦手でその上,音階を当てたりするソルフェージュが苦手なことを自覚している.しかしながら,近年の計算機技術の発展はそれの欠点を補う程度に技術的発展を遂げている.高速フーリエ変換のビジュアライザーはリアルタイムに波形を染め上げて楽曲のリアルタイム変化を教えてくれるし,楽曲のキーを当てたりビートやテンポと同期させることは計算機技術の最も得意とするところかもしれない.
デジタルデータに変換し得ないものはないのかもしれない.より物質的な感覚,例えば触覚とか味覚とか嗅覚にしても時間の洗礼を受ければ,やがては変換されていくのだろう.聴覚や視覚は言わずもがな,デジタル技術の恩恵を受けて,その解像度やダイナミックレンジ,表現力は日進月歩の進歩を遂げている.その時代において,解像度が取りこぼしたものやダイナミックレンジから逸脱したものとはなんだろうか.自分はそれを物質・質量同士のインタラクションになぞらえて「質量への憧憬」と呼んでいる.もともと光線空間における材質表現の研究をしていたからか,物質それ自体の入出力に関する表現について興味があり,光の反射にも音の反響にも物質特有の変換器が存在するような感覚でこの世界を眺めている.物質と物質の出会いは複雑で,近似計算の域を出ることは難しい.ナムジュンパイクのようにバイオリンを叩き割る芸術家もいれば,ジミ・ヘンドリックスのようにエレキギターに火をつける芸術家もいるのである.シミュレーションを使い分けるのは難しいし,アーティストの行動は解像度やダイナミックレンジの枠を飛び越えて多彩な表現をなしえる.そんな質量への憧憬をもたらす何かが音楽家の周囲には常に気配・可能性として漂っている.
小川・ステラーク・藤倉(それぞれ敬称略)とのコラボレーションはメディア芸術家で計算機科学者の自分に常に新しい視座を自分に与えてくれる.小川は古典楽器のインターフェースとしての多様さや音響装置としての味わい深さ,まさに質量の憧憬の権化たるフォルテピアノの構造や息吹を感じさせる演奏で空間に異彩の存在感を示す.ステラークはその身体性を通じて時間と空間を調和させ,人間の造られた人間観を打ち崩しながら,我々の社会性に常に新しい直達を与えてくれる.藤倉は古楽器に新しいインスピレーションを与えるようなスコアを書き上げ,そのイマジネーションを小川の身体を通じて発揮している.素晴らしい三方の才能とそれを実現するスタッフに囲まれ,自分のなせることとは何かと考え続けている.自分はその中でより音楽的な映像や映像的な音楽,身体的な空間を接合し止揚し取りまとめるのが役割なのだろうと考えている.自分はノミと金槌の代わりにフラッシュとカメラを用いて光を彫刻し,音の代わりに光が出る楽器を用いて,彫刻的身体性を操作しているのだと考えるとアンサンブル楽器の一つを担当しているとも考えることができるかもしれない.その点で四人で生み出すカルテットは,−−いやステージの上ではそれよりも少人数もしくは一人である−−だからこそ没入や豊かな共感覚を惹起するものになるのではないかと思う.
古楽器と身体とメディアアート,デジタルの解像度やダイナミックレンジからこぼれ落ちたものとは何かを探り続ける試みは,コンピュータサイエンスのバックグラウンドを持つ自分にとってある種のダダイズムとニヒリズムに近いものがある.それでも自分はオールドレンズで写真や映像を撮り続けるし,質量性のある作品を産み続けると思う.表現のどの断片を見ても質量性や身体性を惹起するような,そんな曼荼羅のような表現に帰結することができたならそれは僥倖だ.そんなアンサンブルを目指したい.


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfd3NiaHNaZkN0Qy5wbmc.png ]

■出演者プロフィール


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfcmFsbENZZkVOZy5wbmc.png ]
落合 陽一(おちあい・よういち)|メディアアーティスト
メディアアーティスト。1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授、デジタルハリウッド大学特任教授。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。近年の展示として「おさなごころを、きみに(東京都現代美術館, 2020)」、「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs (北九州, 2021)」、「Ars Electronica Festival(オーストリア,2021)」、「Study:大阪関西国際芸術祭(大阪, 2022)」、「遍在する身体,交錯する時空間(日下部民藝館,2022)」など多数。また「落合陽一×日本フィルプロジェクト」の演出など、さまざまな分野とのコラボレーションも手かげる。https://yoichiochiai.com




[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfZXZ1Y1hyZ01MVC5wbmc.png ]
小川 加恵(おがわ・かえ)|フォルテピアニスト
東京藝術大学、オランダ、デン・ハーグ王立音楽院修了。第16回ファンワセナール国際古楽コンクール(オランダ)第1位受賞。ヨーロッパの主要な古楽音楽祭に出演し、日本国内においても各地の主要コンサートホールによる主催公演に多数出演。その他、テレビ朝日「題名のない音楽会」やNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」など、メディアへの出演も多い。また2021年にはアーリーミュージックエンタープライズ株式会社を設立し、新たな体験を創出するクラシック音楽事業の企画・プロデュースも手がけている。https://www.kaeogawa.com


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfSnNmZ2h5cm1hYi5wbmc.png ]
Stelarc(ステラーク)|パフォーマンスアーティスト
オーストラリア出身のパフォーマンスアーティスト。1970年代より19年程日本に居住し活動。バイオテクノロジー、メディカル・イメージング、人工物やロボット工学等を包括し、身体の具現化と媒介、アイデンティティ、ポストヒューマン等の問題を問うような作品を50年以上に渡り制作。代表作は日本のロボット工学者と共同制作した「第三の手 Third Hand」。また、現在進行形で、インターネットへの接続を可能とする「エクストラな耳 Extra Ear」を自身の腕に埋め込み外科的に構築(2010年プリ・アルスエレクトロニカ、ハイブリッドアート部門のゴールデンニカを受賞)。近年も精力的に新作に取り組んでいる。http://stelarc.org/


■コラボレーター


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTIzMiMzMDMzMjAjNzUyMzJfZmpoWFdTd0lqZi5wbmc.png ]
藤倉 大 (ふじくら・だい)|作曲家
大阪生まれ。15歳で単身渡英しベンジャミンらに師事。数々の作曲賞を受賞、国際的な委嘱を手掛ける。15年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ《ソラリス》を世界初演。19年に尾高賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。20年にオペラ《アルマゲドンの夢》を新国立劇場で世界初演。数々の音楽誌において、その年のオペラ上演におけるベストに選出された。近年の活動は多岐に渡り、リモート演奏のための作品の発表や、映画「蜜蜂と遠雷」劇中音楽やテレビ番組の作曲も多数手掛ける。録音はソニー・ミュージックや自身が主宰するMinabel Recordsから、楽譜はリコルディ・ベルリンから出版されている。https://www.daifujikura.com/


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