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2026年04月17日 10時 [ネットサービス/研究・調査報告]

レゾンデートル株式会社

結婚生活に満足している既婚者でも4割が感じる、“結婚によって失ったもの”とは?|結婚によって”失ったもの”に関する意識調査(第1報)

本調査(レゾンデートル株式会社、既婚男女3,000人、2026年3月実施)は、一般の既婚者を対象に、結婚生活の満足度と、独身時代と比べて「何かを失った」と感じる意識、その具体的な内容を把握するために行われました。調査の結果、結婚生活は年数が長くなるほど「満足」と答える人が減り、「どちらとも言えない」が増える傾向が見られました。また、結婚生活に不満がある人ほど喪失感を抱きやすい一方で、満足している人の中でも4割が「何かを失った」と感じていました。失ったものとして最も多かったのは男女ともに「時間や行動の自由」で、次いで「お金」が続きました。さらに、男性は「異性との出会い」「セックスの頻度」、女性は「仕事やキャリア」「友人関係」「恋愛感情」を挙げる割合が相対的に高く、結婚による喪失感は満足・不満の別を超えて、生活全体の変化として経験されている実態が示されました。


1. はじめに


既婚者コミュニティを運営するレゾンデートル株式会社(東京都渋谷区);https://raisondetre-inc.co.jp/は、2026年3月にインターネット上で一般の既婚男女3,000人に「結婚によって”失ったもの”」に関する意識調査を行いました。

結婚は、安心や安定、家族とのつながりといった“得るもの”に注目が集まりやすいテーマです。その一方で、結婚後の生活のなかで、自分の時間、行動の自由、恋愛の高揚感、仕事や人間関係など、独身時代には当たり前のように持っていたものが変化したと感じる人も少なくありません。

しかも、その変化は単純に「結婚生活に不満があるからそう感じる」とは言い切れません。満足と不満のあいだにある曖昧な実感のなかで、人は何を失ったと思い、何をまだ保っていると感じているのか。そこには、夫婦関係を「幸せ」か「失敗」かの二択では捉えきれない現実があります。

第1報では、結婚生活の満足度を確認し、そのうえで、どのような人が独身時代と比べて何かを失ったという感覚を抱いているのかを見ていきます。さらに、“失ったもの”の中身は何なのかを整理し、結婚が個人の感覚や生活に与える変化の実態を読み解きます。

<調査概要>
・調査タイトル:結婚によって“失ったもの”に関する意識調査
・調査期間:2026年3月25日〜4月1日
・調査対象者:20〜59歳の既婚男女3,000人(10歳刻みで男女各375人)
※調査対象者のうち、「未婚」と回答した人は集計から除く
・調査法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利)
・エリア:全国
・調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)
・調査報告の掲載:既婚者の男女関係に関する調査
・本報告の発表:2026年417


2. 結婚生活の満足度は結婚年数でどう変わる?


まず、現在の結婚生活の満足度を結婚年数別に見ていきます。

結婚3年未満では、「満足」が46.4%、「どちらかといえば満足」が31.9%で、満足層は合計78.3%に達しています。結婚初期には、結婚生活を前向きに評価している人が多いことが分かります。

一方で、結婚3〜9年では「満足」31.4%、「どちらかといえば満足」38.5%で合計69.9%、10〜19年では61.6%、20年以上では60.0%となっています。満足派はどの結婚歴でも多数派ですが、「満足」と答える割合は、結婚年数の経過とともに低下しています。


▼図1:現在の結婚生活の満足度(結婚年数別)


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNzIzMjYjODMxODdfbkZreVhRQnhWdS5wbmc.png ]
同時に注目されるのが、「どちらとも言えない」とする中間層の増加です。3年未満では11.5%ですが、10〜19年では23.4%、20年以上では22.4%となっています。

また、不満層にあたる「どちらかといえば不満」「不満」を合計すると、3年未満では10.1%、3〜9年では11.3%、10〜19年では15.0%、20年以上では17.6%となります。年数とともに一定の上昇は見られるものの、満足層の縮小に比べると、その増え方は緩やかです。

この結果からは、結婚生活が年数とともに単純に悪化するというより、評価が曖昧になっていく傾向がうかがえます。新婚の頃は、楽しい、幸せといった感情をはっきりと実感しやすい一方で、年数が経つとそれが日常化し、特別なものとして意識されにくくなります。ただし関係自体は安定しているため、不満として強く表れるわけでもありません。

つまり、結婚生活の時間経過が直ちに「不幸の増加」を意味するわけではありません。むしろ、感情の鮮度や評価の明確さが徐々に薄れ、「悪くはないが、強く満たされているとも言いにくい」という状態が広がっていくと解釈できます。

では、結婚生活のなかで、独身時代と比べて何かを失ったと感じている人はどれほどいるのでしょうか?


3. 結婚生活に不満がある人ほど、何かを失ったと感じやすい?


続いて、結婚生活に満足している人と不満を持つ人で、独身時代と比べて何かを失ったと感じるかを比較します。

結婚生活に「満足」と答えた人では、「強く感じる」10.2%、「どちらかといえば感じる」29.9%で、失ったと感じる人は合計40.1%でした。「どちらとも言えない」は23.5%、「どちらかといえば感じない」「感じない」は合計36.4%です。

これに対して、「不満」と答えた人では、「強く感じる」が49.5%、「どちらかといえば感じる」が22.8%で、失ったと感じる人は合計72.3%に達しています。「どちらかといえば感じない」「感じない」は合計16.5%にとどまります。


▼図2:独身時代と比べて何かを失ったと感じるか(結婚生活の満足度別)


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNzIzMjYjODMxODdfS3NvbXVib0h0dy5wbmc.png ]
この結果からまず見えてくるのは、結婚生活に不満がある人ほど、「何かを失った」という感覚も強くなりやすいという点です。特に「強く感じる」は、不満を感じている人では49.5%と約半数にのぼっており、結婚によって何かを失ったという実感を持つ人が多いことが分かります。

一方で、見逃せないのが、満足している人の中でも4割が「何かを失った」と感じているという点です。結婚生活に満足しているからといって、「何も失っていない」と感じているわけではないようです。

結婚生活に満足していても、何かを手放したという感覚を抱えながら、そのうえで現在の生活を受け入れている様子が見えてきます。

では、実際に「何かを失った」と感じている人は、その中身として何を挙げているのでしょうか。次で男女別に見ていきます。


4. 既婚男女が答える「結婚によって失ったもの」は?


最後に、結婚生活のなかで独身時代と比べて何かを失ったと回答した既婚男女(1,300人)について、その内容を男女別に見ていきます。

最も多かったのは、男女ともに「時間や行動の自由」でした。男性は59.4%、女性は67.4%で、いずれも他項目を大きく上回っています。何かを失ったと感じる人にとって、結婚による最も大きな変化は、自分の裁量で時間を使い、行動を決められる感覚の縮小であることが分かります。

次いで高いのが「お金」で、男性42.6%、女性44.2%でした。結婚後は家計の共有、将来を見据えた支出、子育てや住宅費などの負担が重なりやすく、独身時代のように自由に使える感覚が薄れやすいことが背景にあると考えられます。


▼図3:独身時代と比べて失ったもの(男女別)


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNzIzMjYjODMxODdfTEFWcGltR1BKYi5wbmc.png ]
男女差にも特徴があります。男性のほうが高いのは、「異性との出会い」(男性35.1%、女性25.4%)と「セックスの頻度」(男性31.7%、女性25.1%)です。失ったものとして、異性との接点や性的な機会の変化をより強く意識しているのは男性側であることが分かります。

一方、女性で相対的に高いのは、「仕事やキャリア」(男性13.5%、女性29.5%)、「友人関係」(男性24.2%、女性31.5%)、「恋愛感情」(男性25.9%、女性29.4%)です。特に「仕事やキャリア」は男女差が16ポイントあり、結婚後の役割分担や生活環境の変化が、女性の就業継続や働き方により強く影響している可能性を示しています。

また、「友人関係」においても女性が男性を上回っており、結婚後の生活スタイルの変化が、交友関係の維持や広がりに影響を及ぼしていることがうかがえます。これは、家庭内の役割負担だけでなく、使える時間や移動の自由度、人付き合いに割ける余力の差とも関係しているかもしれません。

このように、失ったものの中心にあるのは、男女共通では「自由」と「お金」です。そのうえで、男性では異性との接点や性的側面、女性ではキャリアや友人関係、感情面の変化がより意識されやすいという違いが見えてきました。

結婚によって何かを失ったという感覚は、単に恋愛がなくなるという話ではありません。時間の使い方、働き方、人間関係、感情のあり方まで含めて、生活全体の再編として経験されていることが、この結果から読み取れます。


5. まとめ


今回の調査で見えてきたポイントは、以下の通りです。

●結婚生活は、結婚年数が長くなるほど「満足」と答える人が減り、「どちらとも言えない」が増える傾向にありました
●結婚生活に不満がある人ほど、独身時代と比べて「何かを失った」と感じる割合が高くなっていました
●一方で、結婚生活に満足している人の中でも、4割が「何かを失った」と感じていました
●「失ったもの」として最も多かったのは、男女ともに「時間や行動の自由」でした
●男性は「異性との出会い」「セックスの頻度」、女性は「仕事やキャリア」「友人関係」「恋愛感情」を挙げる割合が相対的に高く、失ったものの中身には男女差も見られました

次回は、今回見えてきた「失ったもの」の中でも、特に感情面の変化に焦点を当てます。
配偶者以外にときめくことはあるのか、理想の相手が現れた場合に不倫の可能性はあるのか、そして結婚生活に恋愛感情は必要とされているのかを分析します。
結婚後の「ときめき」は消えるのか、それとも形を変えて残るのでしょうか?


◎調査の目的
私どもレゾンデートル株式会社(東京都渋谷区);https://raisondetre-inc.co.jp/は、「結婚後の新たな生き方」を提案する既婚者向けメディアやネットサービスの展開を行うシステム開発企業です。現代の夫婦関係のあり方や多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、今回の調査を企画しました。

◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ
今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。
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レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F
問い合わせアドレス : urano@raisondetre-inc.co.jp
担当:浦野



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