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(2012-03-19 00:00:00)
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(2012-02-28 12:00:00)
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(2012-01-17 16:00:00)
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2016年11月30日 14時 [エンタテインメント・音楽関連/研究・調査報告]

トレンド総研

〜2016年「動画見放題サービス」に関するレポート〜  主要5サービスユーザーの利用実態・満足度を調査

メイン利用サービスは『AbemaTV』が1位、ラインナップ数満足度は『Netflix』 サービス間の熾烈な競争が繰り広げられる、「動画見放題サービス」 ITジャーナリストに聞く、勝ち残りのカギとは?


生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研では、このたび、サービス間の競争が激しさを見せる「動画見放題サービス」についてレポートします。

近年盛り上がりを見せている動画関連サービス。ユーザーによる動画共有型や、ライブ配信型、テレビ番組の見逃し配信型など、さまざまな形態のサービスが登場しています。中でも熾烈な競争が繰り広げられているのが、動画コンテンツの“見放題”サービスです。特に昨年は、「Netflix」が日本に上陸、さらには「Amazonプライム・ビデオ」がスタートするなど、“サブスクリプション型”の動画配信サービスに対する注目が急激に高まり、「定額映像配信サービス元年」と呼ばれました。

さらに、そこから1年が経過した2016年は、サイバーエージェントが立ち上げた動画サービス「AbemaTV」が登場。人気のドラマ・アニメ・映画やオリジナルコンテンツが見放題という点は“サブスクリプション型”と共通しているものの、無料の「インターネットテレビ局」という独自のスタイルが大きな話題になりました。
こうした状況をふまえて、今回トレンド総研では、「動画見放題サービス」に関する調査を実施。あわせて、国内動画サービスの動向に詳しい三上洋氏へのインタビューもおこないました。

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1. 【サービス比較】「動画見放題サービス」、国内主要5サービスを比較
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はじめに、各種「動画見放題サービス」の比較・分析を実施。「Hulu」、「dTV」、「Netflix」、「Amazonプライム・ビデオ」、「AbemaTV」の国内主要5サービスを比較した上で、その特長について分析しました。

■Hulu
・サービス開始(日本国内):2011.9.1
・月額料金(税抜):933円
・コンテンツ数:約30,000
・無料試用期間:あり(14日間)
・画質:HD ・ダウンロード機能:×

■dTV
・サービス開始(日本国内):2011.11.18(※1)
・月額料金(税抜):500円
・コンテンツ数:約120,000 ・無料試用期間:あり(31日間)
・画質:SD/HD/4K (コンテンツ、デバイス等によって変動)
・ダウンロード機能:○(一部デバイス、コンテンツでは不可)
※1:「dビデオ powered by BeeTV」のサービス開始タイミング。
2015年4月22日より、現在の名称に変更。

■Netflix
・サービス開始(日本国内):2015.9.1
・月額料金(税抜):ベーシック/650円、スタンダード/950円、プレミアム/1,450円
・コンテンツ数:非公開 ・無料試用期間:あり(1か月間)
・画質:SD/HD/4K(プランによって変動)
・ダウンロード機能:×

■Amazon プライム・ビデオ
・サービス開始(日本国内):2015.9.24
・月額料金(税抜):301円(月額換算/プライム会員の年会費 税込3,900円から算出)
・コンテンツ数:非公開 ・無料試用期間:プライム会員は無料(年会費3,900円)
・画質:SD/HD/4K(UHD)(コンテンツ、デバイス等によって変動)
・ダウンロード機能:○

■AbemaTV
・サービス開始(日本国内):2016.4.11
・月額料金(税抜):無料(放送後のテレビ番組を視聴できるプレミアムプランは月額税込960円)
・コンテンツ数:100,000超(※2)
・無料試用期間:永続無料
・画質:SD/HD/2K ・ダウンロード機能:×
※2:累計放送番組数。約30チャンネル24時間編成。

(情報は2016年11月時点)

上記5サービスのうち、「Hulu」、「dTV」、「Netflix」、「Amazonプライム・ビデオ」の4つは、いわゆる「サブスクリプション型」と言われる、定額制の動画配信サービス。同じく「定額制」の音楽配信サービスに比べると、会社ごとの価格のバラつきが大きい点に注目です。

まず、「dTV」や「Amazonプライム・ビデオ」など、メイン事業の派生的なサービスについては、収益源が別途確保されているぶん、価格も安く設定されています。特に「dTV」は圧倒的なコンテンツ数に対して、価格も税抜500円とリーズナブル。ドコモの携帯電話契約オプション的な立ち位置ではありますが、ドコモ以外のユーザーも利用できるようになっています。一方の「Amazonプライム・ビデオ」については、年会費3,900円のプライム会員であれば無料で利用可能。また、プライム会員の加入促進のため莫大な投資をしているとみられており、今年は英BBC制作の人気自動車番組『トップ・ギア』の司会者トリオが出演する新番組や、『孤独のグルメ』のスペシャル版を独占配信するなどの動きが話題になりました。

残る「Hulu」と「Netflix」は、海外でも競合として比較されやすいサービス。世界的にみると、現状では「Netflix」が圧倒的に伸びていると言われています。「Netflix」は、画質や同時視聴可能な画面数でプランを3段階にわけているのが特徴。また、コンテンツにも力を入れており、日本では『テラスハウス』が人気を集めているほか、オリジナルドラマも好評です。対する「Hulu」は、日本テレビが日本事業を譲り受けてからは、地上波と見放題での同時展開により、話題づくりと制作費低減につなげるなどの工夫をおこなっています。

そして2016年に登場した「AbemaTV」は、サブスクリプション型とはまったく異なるスタイルの“見放題”サービス。登録不要で無料の「インターネットテレビ局」として、24時間編成という全く独自のスタイルでサービスを提供しています。テレビ朝日との合弁事業であり、オリジナルコンテンツについては、制作クオリティや出演者も地上波ネットワーク局に準じているという点が特徴です。

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2. 【調査結果】 「動画見放題サービスの利用実態」に関する調査
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続いて、現在、動画見放題サービスを利用している10〜40代の男女500名を対象として、調査をおこないました。

[調査概要]
・調査期間:2016年11月11日〜11月15日
・調査方法:インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
・調査対象:10〜40代 男女 500名 (年代・性別に均等割付)
※調査時点で国内の主要な「動画見放題サービス」(「Hulu」、「dTV」、「Netflix」、「Amazonプライム・ビデオ」、「AbemaTV」)を利用中の方

◆すき間時間ではなく、自宅にいるときに集中して視聴・・・「動画見放題サービス」の利用動向
はじめに、「動画見放題サービス」の利用実態について調査をおこないました。まず、サービス利用開始後の「動画を見る頻度・時間の変化」を聞いたところ、65%と7割近くが「増えた」と回答。その理由としては、「以前はレンタルで海外ドラマなどのDVDを借りていたが、今は自宅で好きなだけ見られるようになった」(25歳・女性)、「過去に忙しくて見にいけなかった映画を、定期的に視聴している」(19歳・男性)などの声があがっています。
また、「動画見放題サービス」を利用するシーンを聞くと、「自宅でくつろいでいるとき」が95%で圧倒的に多く、その他の「通勤・通学中・移動中」(15%)、「入浴中」(7%)、「食事をしているとき」(6%)などは極めて少ない結果に。「見放題サービス」は、その他の動画系サービスと比べても見ごたえのあるコンテンツが多いためか、すき間時間などではなく、自宅にいるときに集中して楽しみたいという人が多い様子がうかがえます。

◆利用率、ラインナップ数、クオリティー、動画試聴時間…ユーザーの声をサービスごとに調査
続いて、現在利用中のサービスについて調査をおこなったところ、下記のような結果になりました。

■メインで利用している「動画見放題サービス」
1位:「AbemaTV」…41% 2位:「Amazonプライム・ビデオ」…26% 3位:「Hulu」…17%
4位:「dTV」…9% 5位:「Netflix」…8%
⇒今回の調査におけるサービス利用率1位は「AbemaTV」、続く2位は「Amazonプライム・ビデオ」という結果に。いずれも、無料で利用可能、もしくは会員であれば実質無料であり、コストをかけずに楽しめるサービスが人気を集めている様子がうかがえます。実際に、現在のサービスを利用している理由・決め手を聞いた質問でも、「料金のお得さ」(67%)という回答が最も多い結果となりました。

■コンテンツの「ラインナップ数」に対する満足度
1位:「Netflix」…88% 2位:「AbemaTV」…85%
3位:「dTV」、「Hulu」…82% 5位:「Amazonプライム・ビデオ」…78%
⇒コンテンツの「ラインナップ数」に対する満足度は、「Netflix」が1位に。ユーザーからは「最新の海外ドラマが見られる」(37歳・男性)などの声が多くみられました。すでにストックされているコンテンツ数はもちろんですが、特に既存ユーザーにとっては、加入後もオリジナル作品や新作がぞくぞく追加されているという実感が重要だと考えられます。

■コンテンツの「クオリティー」に対する満足度
1位:「AbemaTV」…90% 2位:「Hulu」、「dTV」…89%
4位:「Amazonプライム・ビデオ」…88% 5位:「Netflix」…85%
⇒コンテンツの「クオリティー」に対する満足度は、僅差ではあるものの、「AbemaTV」がトップ。テレビ朝日との合弁事業であるため、オリジナルコンテンツについては、制作クオリティーや出演者も地上波ネットワーク局に準じていることもあり、「テレビと同等のクオリティーで制作されている」(23歳・男性)など、コンテンツの質が高いと感じるユーザーが多いようです。また、「いつでもニュースがチェック可能」(18歳・女性)など、ライフスタイルに密着した活用ができるという声もみられました。

■1週間あたりの動画視聴時間
1位:「dTV」…平均7.9時間 2位:「Amazonプライム・ビデオ」…平均7.4時間
3位:「Netflix」…平均6.4時間 4位:「Hulu」…平均5.4時間
5位:「AbemaTV」…平均3.8時間
⇒サービスごとで大きく開きがあり、最も視聴時間が長い「dTV」では、平均約8時間という結果に。映画などの長時間楽しめるコンテンツが充実しているぶん、ユーザーの視聴時間も長い傾向にあるようです。一方で、ニュースやバラエティ、アニメなど短時間でも楽しめる番組が多い「AbemaTV」については、利用時間が平均3.8時間にとどまっています。

■各サービスに対するユーザーの声

○Hulu:
「映画やアニメだけでなく、見逃したドラマもチェックできる」(36歳・男性)
「基本的には満足だが、やや操作性が悪いと感じることがある」(43歳・男性)

○dTV:
「料金が安いのに使い勝手がよいし、コンテンツも多い」(29歳・女性)
「ジャンルによってコンテンツの数が偏っているのが気になる」(46歳・女性)

○Netflix:
「人気のある動画が多く配信されているから」(24歳・女性)
「もう少し安ければ、100点」(43歳・男性)

○Amazonプライム・ビデオ:
「コスパがよく、子供と一緒に楽しめる作品が多い」(36歳・女性)
「たまに動画がカクカクするのが気になるが、仕方がないかなとは思う」(19歳・女性)

○AbemaTV:
「無料でこの画質とクオリティーはすごいと思うから」(37歳・男性)
「満足はしているが、無料であるぶん、このままのクオリティが維持できるのかが多少不安」(47歳・男性)

調査結果からは、サービスによって、ユーザーが魅力に感じる部分に違いがある様子がうかがえます。料金、画質、コンテンツの数・質など、自身が重視するポイントを明確にし、興味のあるコンテンツの充実度を確認したうえで、サービスを検討することが重要と言えるでしょう。

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3. 【専門家取材】 ITジャーナリスト・三上洋氏に聞く、「動画見放題サービス」の動向
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最後に、今回の調査結果をふまえて、近年の「動画見放題サービス」の動向や今後の可能性などについて、ITジャーナリストの三上洋氏にお話をうかがいました。

Q. 近年、さまざまな動画サービスが登場していますが、その中で“見放題”系のサービスはどのような立ち位置にありますか?

「動画見放題サービス」は、主にレンタルビデオ・DVD・映画館などの需要を、インターネットに置き換えたサービスと言えます。わざわざ出かけなくても、自宅で手軽にコンテンツを楽しめるため、これらの需要を取り込みやすいのです。
また、他の動画サービスと比べると、良質なコンテンツを求めるユーザーが多いのも特徴。「ながら」で見るというよりは、「動画を楽しむ時間」を確保して、視聴に集中する人が多い印象があります。
さらに、韓流やアメリカドラマなどのシリーズものや、人気アニメなど、特定のコンテンツのファンも多い傾向が。そして、主要サービスは全体的に質の高いコンテンツが多い分、はじめは特定のコンテンツを目当てに加入した場合でも、サービスを使う中で他のコンテンツのファンになって利用を継続するということも少なくありません。
また、メインサービスへの販促で加入させ、定着させていく例があるというのも特徴的。例えば、「dTV」はスマートフォンの機種変更・新規契約の追加オプションとして、「Amazonプライム・ビデオ」はプライム会員の魅力的な付加物として動画見放題のサービスを提供しています。

Q. ここ数年で、「動画見放題」サービスが一気に注目を集めた理由についてお聞かせください。

「動画配信」や「ビデオオンデマンド」などの仕組み自体は、すでに90 年代に存在していましたが、2007年あたりから、まずは海外で「動画見放題サービス」が盛り上がりを見せるようになりました。これにはいくつかの要因があります。
まずは、先行企業である「Hulu」や「Netflix」がビジネスとして認められ、ハリウッドやアメリカ3大TV局などのコンテンツ制作会社が作品提供を承諾。これらの版権処理によって、業界全体の認識がかわり、「見放題」というスタイルでの提供が可能になりました。また、「見放題」というこれまでにない形態は、大幅に安くコンテンツが楽しめるとあって、消費者もその魅力に気付き、各サービスのユーザー数も増加していったという経緯があります。
そして、アメリカやヨーロッパでは光ブロードバンドの普及が遅れていましたが、それらがようやく定着してきたことで、映像ストリーミングの全世界配信が可能になりました。また、モバイル向けのLTEサービスのカバー率が拡大した点も後押しにつながったと言えます。
さらに、こちらはサービス提供側の事情ですが、クラウドの低価格化により、大規模映像配信を低価格で実現できるように。また、ストリーミング技術の進歩により、4K動画などの高画質配信が可能になったことで、より高クオリティーのコンテンツが提供可能になりました。

Q. 日本において「動画見放題」サービスが定着するまでの流れについてお聞かせください。

日本では、2011年にUstreamやニコニコ動画などに代表される「ライブメディア元年」を迎え、ネット映像への注目が集まりました。そしてほぼ同じ頃、「見放題」のスタイルであるサブスクリプション型の動画サービスとして、「Hulu」や「dTV(旧:dビデオ)」が登場し、話題になっています。さらに同年、東日本大震災において、テレビが見られない被災者のために、Ustreamが各局のサイマル放送を実施。これが、結果的には日本におけるネットテレビ視聴普及の後押しになったと言えます。
その後、スマホへの移行が進み、パソコンの普及率が低迷したことで、映像を自宅でネット視聴する人が減少し、ややサービスに不利な状況が続きましたが、2014年頃から、スペックの向上・Wi-FiやLTEの普及で、タブレット・スマホでの視聴が現実的になりました。そして、こうした状況の中で、2015年「Netflix」および「Amazonプライム・ビデオ」が日本でのサービスを開始。コンテンツの豊富さに注目が集まり、同時に各社オリジナルコンテンツの制作や、人気作品の奪い合いが頻発するようになりました。
さらに近年は「AbemaTV」とテレビ朝日、「Hulu」と日本テレビなど、テレビ局がネット戦略や録画対策、シナジー効果を狙って参入しはじめています。いずれも短期的な利益を狙ったものではありませんが、今後の展開のための布石として注目されています。

Q. 各「動画見放題」サービスが今後も勝ち残っていく上では、どのような点が重要になっていくと思われますか?

「見放題サービス」で配信されるコンテンツは、基本的には「ながら」ではない「集中型」で視聴するタイプのものが多いため、ユーザーの時間を拘束します。そのため、良質なコンテンツおよび、その視聴体験がないと成り立ちません。新規獲得においても、ユーザー継続においても、「コンテンツの質」がかなり重要になってきます。
まず、新規獲得においては、既存の「熱心なファンが付いているコンテンツ」を持てるかがポイントです。例えば、アメリカや韓国など海外ドラマのシリーズもの、過去のアニメ・特撮シリーズなどのコンテンツは非常にフックになります。さらに、シニア向けにはドキュメンタリー、歴史物などの良質コンテンツ、若い世代には『テラスハウス』『水曜どうでしょう』など人気のTVシリーズも人気です。こうした既存ファンは、過去のアーカイブを、すべて、あるいは好きな時に楽しめるかどうかで加入を決める傾向があるため、強いコンテンツを持っていることは非常に有利に働きます。
一方で、ユーザーの継続は、新規獲得と少し異なります。継続にあたって注目したいのは「オリジナルコンテンツ」です。独自に制作したドラマやバラエティなどのオリジナルコンテンツは、既存ユーザーのつなぎ留めに主眼がおかれています。新規ファンを獲得できるほどの話題を作るには、制作費が膨大にかかりますが、すでにサービスに加入しているユーザー向けであれば、むしろコンテンツの純粋なおもしろさやクオリティーが重要になってきます。

Q. 今後予想される、「動画見放題」サービスの新たな活用スタイルについてお聞かせください。

まずは、巨大映画作品の同時公開です。「君の名は。」「シン・ゴジラ」などのレベルの映画をVOD販売すれば、爆発的な加入を望めます。収益が出るかどうか、ギャンブルではありますが、大手サービスであれば、実行する可能性もあるでしょう。
また、災害でのライブ配信などの活用も今後進んでいくでしょう。災害時に現地のニュースを継続的に配信することで、テレビが見られない被災者にとって、貴重な情報源になります。実際に、東北大震災では「Ustream」のテレビサイマルに注目が集まったほか、今年の熊本地震では「AbemaTV」がインフラとして機能し、現地で重宝されました。
さらに、コアなファンが付くコンテンツがネット上で作られていく可能性も。すでに「AbemaTV」におけるウーマンラッシュアワー村本さんの『土曜The Night』、「ニコニコ動画(有料チャンネル)」における『岡田斗司夫ブロマガチャンネル』、『ゲンロン完全中継チャンネル』などの成功例もみられています。こうしたコンテンツがソーシャルメディアなどで話題化し、最終的に新規サービスの加入者拡大につながる可能性もあるのではないでしょうか。
また、動画サービスの中でも、特に「ライブ配信」型では、ゲーム実況が爆発的な人気を誇っています。「ニコニコ動画」では年間で1億円以上の売上げを持つ個人ゲーム実況配信者もいるようです。「サブスクリプション型」のサービスにおいても、今後はゲーム配信が人気になる可能性があります。

▼三上洋(みかみ・よう)
東京都世田谷区出身、1965年生まれ。東洋大学社会学部卒業。テレビ番組制作会社を経て、1995年からフリーライター・ITジャーナリストとして活動。毎週月曜よる9時に、ライブメディア情報番組「UstToday」制作・配信。Ustream配信請負、ネット動画での企業活用のコンサルタントも行う。TVや雑誌など、メディア出演も多数。
⇒三上洋 公式HP http://www.sv15.com/

※本リリース内に記載されている商品名、サービス名は、各社の商標、または登録商標です。



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