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2026年05月06日 10時 [医療・健康/研究・調査報告]

株式会社薫製倶楽部

小林製薬紅麹事件研究解説 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(後編)─ 小林製薬は調査前から当該菌株を保有していた ─

株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年5月5日、自社ウェブサイトに小林製薬紅麹事件 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(後編)─ メーカーは調査前から当該菌株を保有していた ── 千葉大保存株との一致・DNA同一性・株の出所という三重の疑問 ─を公開した。


株式会社薫製倶楽部(岡山県都窪郡早島町)は2026年5月5日、自社ウェブサイトに小林製薬紅麹事件 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(後編)
─ メーカーは調査前から当該菌株を保有していた ─
─ 千葉大保存株との一致・DNA同一性・株の出所という三重の疑問 ─
を公開した。

▼対象記事URL

https://kunsei.com/archives/816

令和8年5月 株式会社薫製倶楽部
「我々紅麹業界に何が起こったか」
 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(後編)
─ メーカーは調査前から当該菌株を保有していた ─
─ 千葉大保存株との一致・DNA同一性・株の出所という三重の疑問 ─


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzJiYjJmZTc2MWJkYTJkNmRlODlmMmI0YjQyMDhmODMxLnBuZw.png ]

1 前編の振り返り
 前編()では、NIHS吉成文献の記述に基づき以下の四つの矛盾を示した。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzYxYjk0YWY2ZWYwYjAzNDA3MjBiYjljM2E1NmZhMTM1LnBuZw.png ]

 後編では、これらに加えてさらに根本的な疑問、すなわち「そもそもその青カビはどこから来たのか」を検討する。

2 矛盾?:参照株は小林製薬が提供した──「調査された者が検証材料を提供した」
 吉成文献のMaterials and Methods(p.303〜304)には、以下の事実が記載されている。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzdiOGU5NTkyYmEwNDdkZTc5YTJiZTU1MWE0Y2UzMGUxLnBuZw.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3X2JjMTM2ZjRkNjFiYzMyMzdhMDU4ZDJjOWJlYWU2NjIyLnBuZw.png ]

3 矛盾?:千葉大学保存株(IM62222)との一致が意味すること
 吉成文献の系統解析(Figure 5)では、大阪工場・和歌山工場から採取された株と、千葉大学医真菌研究センターの保存株IFM 68223が同一クレードに属することが示されている。IFM 68223はFig.5の系統樹に「lung specimen in Japan」と記載されたヒト肺由来の研究株であり、吉成文献p.304に「purchased from Medical Mycology Research Center of Chiba University」と明記されている。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3X2ZiMTNmYTUzY2VhZDE4MjMxNWIzYTA3OWQ5OTU4YzM1LnBuZw.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzE3ZDFiMzc2MDQwYzQzOWUzYTllZGYzMDQ1YzZlOTM5LnBuZw.png ]

4 矛盾?:「二工場同時発見」の非説明


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzgwY2EzNDE3MmEzYWIxMmUwZTY4MWYyMDNhMDg3MDg2LnBuZw.png ]

 「偶発的な環境汚染」であれば、離れた二つの工場に同じ特定株が独立して混入したことを説明しなければならない。吉成文献はこの点について「汚染経路の特定は困難(it is difficult to determine the contamination route)」と述べるにとどまり、説明を回避している。
 しかし、大阪工場から和歌山工場への製造設備移転(2023年12月)という事実を考慮すれば、移転した設備に菌株が付着していた可能性も一つの仮説として考えられる。いずれにせよ、「それぞれの工場に独立して環境から偶発的に混入した」という説明は、系統的同一性という事実と両立しない。

5 構造的利益相反──調査・論文・資金・菌株の全てが集中している


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3XzE0OTE1OTI1ODAyZjcxOGVhYjI4Nzk5ODFlOWM3YWE3LnBuZw.png ]






 調査・論文執筆・資金提供・菌株・標準品の提供が、調査対象企業(小林製薬)と規制当局(厚労省・NIHS)に集中している。これは科学的独立性の根幹に関わる問題であり、国際的な科学論文倫理の観点からも申告すべき利益相反が存在したと言わざるを得ない。

6 前編・後編のまとめ──七つの矛盾


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3X2Q4ZTc2ZmMzMDllY2JiZjJkNWJiYjQwN2JiZTllOGFjLnBuZw.png ]

7 当社の立場
 当社(株式会社薫製倶楽部)は、プベルル酸陰性であった自社製品(品番5P-D全37ロット)にもかかわらず、2024年3月28日に厚労省により225社の一斉実名公表に含まれた。「青カビがプベルル酸を産生した」という説は、この公表の科学的根拠とされてきた。
 本プレスリリースは、吉成文献を一次資料とした科学的・論理的な疑義の提示であり、当社の見解である。

【薫製倶楽部プレスリリース・シリーズ一覧】
? 東京科学大学のプベルル酸研究に科学的疑義申立(2026/3/10)
? 2024年紅麹事件、大阪市保健所が収去していないことを確認(2026/3/12)
?〜? プベルル酸の根拠不明 研究解説1〜3(2026/3/13〜17)
? プベルル酸の使用根拠について主要報道機関10社へ疑義照会(2026/3/18)
? 刑事告発状の提出について(2026/3/19)
?〜? 動物実験を実施したのは小林製薬だった(前編・後編)(2026/3/19〜23)
? 小林製薬公表資料に基づくPK試験データの整理(2026/3/24)
? 国立医薬品食品衛生研究所長を刑事告発(2026/3/25)
? コカ・コーラが示す食薬区分の本質(2026/3/27)
? 厚労省健康・生活衛生局長を刑事告発(2026/3/30)
? 決定的証拠 小林製薬の標準品で小林製薬の検体を試験した(2026/3/31)
?〜? (2026/4/1〜4/3)
〜 (2026/4/6〜4/20)
〜 (2026/4/21〜4/27)
 プベルル酸の行政記録なし 5機関文書不存在(2026/4/28)
 衆参両院議長ほか国会議員5名に陳情書を送付(2026/4/28)
 朝日新聞報道への見解─モナコリンK曝露量を測定すべき(2026/4/29)
 「モナコリンK=スタチン」と書いたのは小林製薬自身である(2026/5/1)
 厚労省が公文書で自らの公表行為を否定した(2026/5/1)
 主要報道機関10社に疑義照会を送付(2026/5/1)
 動物実験施設の開示を求めた行政不服審査請求が却下された(2026/5/1)
 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(前編)(2026/5/)
 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(前編)(2026/5/)
【】 「青カビが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(後編)(2026/5/)

【会社概要】


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM5MzcjMzczOTM3X2NhYjBhZDE1NDNjOGFjNWNkMzdmYTY0YTI3YjYxNTI3LnBuZw.png ]




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