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(2012-03-19 00:00:00)
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(2012-01-17 10:00:00)

 
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2026年07月22日 17時 [新聞・出版・放送告知・募集]

一般社団法人 日本旅行作家協会

第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」授賞式のお知らせ

「斎藤茂太 旅の文学賞」の第11回授賞式を2026年7月29日(水)、千代田区内幸町の日本プレスセンター内レストラン・アラスカで18時30分より行います。2025年出版の紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品多数の中から選ばれた受賞作は、上田大作氏『明日も、森のどこかで』(閑人堂)。上田氏に正賞「クリスタルトロフィー」、副賞「30万円」が授与されます。授賞式には著者のほか、日本旅行作家協会会長 下重暁子、同副会長 椎名誠氏ら選考委員各氏ほか、斎藤茂太氏ご長男の斎藤茂一氏夫妻も出席されます。



[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM0NjMxNiMzNzc4OTgjNDYzMTZfUHZHZWh4eFBCaC5wbmc.png ]
報道関係各位
2026年7月22日

第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」授賞式のお知らせ


一般社団法人 日本旅行作家協会 会長 下重暁子
斎藤茂太賞実行委員会 委員長 市岡正朗

旅に関する著作を表彰する第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」受賞作が、上田大作『明日も、森のどこかで』(閑人堂)に決定し、授賞式を2026年7月29日(水)18時30分から、千代田区内幸町の日本プレスセンター内レストラン・アラスカで行います。

「斎藤茂太 旅の文学賞」は、一般社団法人日本旅行作家協会(下重暁子会長)が主催し、長年にわたり世界と日本の旅行文化の発展に貢献した当協会創立会長の故・斎藤茂太氏の功績をたたえ、その志を引き継ぐため2016年に「斎藤茂太賞」として創設されました。節目となる第10回目を迎えた2025年より、賞の名称を「斎藤茂太 旅の文学賞」へと改称。今回が第11回目となり、2025年に発表された紀行文、エッセイ、ノンフィクションのジャンルを対象として選出しました。
「斎藤茂太 旅の文学賞」の正賞は「クリスタルトロフィー」。副賞は「30万円」。当日は著者のほか、最終選考委員各氏、斎藤茂太氏のご長男である斎藤茂一夫妻もご出席します。

また、この授賞式で、旅の優れた書籍を顕彰する「旅の良書」を併せて紹介します。「旅の良書」は、基本的に中学生以上を対象として、旅のさまざまな魅力を読者に伝える優れた書籍を選出します。斎藤茂太 旅の文学賞の選考過程でセレクトしたすべての作品を対象として、斎藤茂太 旅の文学賞の選考システムを活用して同実行委員会が選考・選出し、日本旅行作家協会の理事会の承認を経て認定するものです。今年が第8回目の発表となります。日本旅行作家協会選定の「旅の良書」マークを、選ばれた「旅の良書」の出版元へ無償で提供します。


[第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」最終候補作]

■『フォルモサ南方奇譚』倉本知明(春秋社)
大国による支配の痕跡と土着文化が絡み合う台湾南部を舞台に、歴史と伝承の狭間にある数々の奇譚を読み解く。台湾文学研究者である著者が、台湾の「いま」を見つめた一冊。

■『中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪』大谷亨(NHK出版)
奇っ怪な神々が跋扈する中国各地の信仰世界を、TikTokを駆使したフィールドワークで探訪するルポルタージュ。豊富なカラー写真とともに、知られざる中国の素顔を描き出す。

■『明日も、森のどこかで』上田大作(閑人堂)
北海道の自然を20年にわたり記録してきた写真家が、野生動物たちの命の営みを見つめたエッセイ集。野生動物との出会いを通して、厳しくも美しい野生の日常を描く。

[最終選考委員]

下重暁子(作家・日本旅行作家協会会長)
椎名誠(作家・日本旅行作家協会副会長)
大岡玲(作家・東京経済大教授)
芦原伸(ノンフィクション作家・日本旅行作家協会副会長)

[第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」受賞作]

『明日も、森のどこかで』上田大作(閑人堂)

[総評]

最終選考委員 下重 暁子(作家・日本旅行作家協会会長)
 第十一回を迎えて、今回の選考がもっとも難しかったとも言えます。最終選考に残った「明日も、森のどこかで」「フェルモサ南方奇譚」「中国Tik Tok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪」の3冊とも大変な労作でした。
 私の大事にしている井上ひさしの有名な言葉に、
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをあくまでもゆかいにふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでもゆかいに」
 が、ありますが、その観点から言えば「フェルモサ南方奇譚」は台湾の日本との関係や時代背景がよく書けているし、「中国TikTok民俗学」は目のつけどころが現代的であるところに惹かれますが、研究書のようなところもあって読むのに少し苦労がいったり、やや自己満足的で読者に寄り添うという点に欠けたりするところがある印象です。その点では、「明日も、森のどこかで」はやさしくて、伝わりやすい。年間250日近く北海道で暮らして20年間、じっくり自然と向き合ってきて人生そのものをかけた感動が伝わってきます。写真はいうまでもなく素晴らしいですが、文章もディテールが細やかで繊細でありながら素直で分かりやすい。作者自身を書き込んであればさらによかったと思います。
 というようなことで、受賞作は「明日も、森のどこかで」に決まりました。
 今回の候補作は読んで、フィールドワークともいえる著作が多く、「斎藤茂太 旅の文学賞」とはいったい何だろう、どこを目指していくべきなのかなど、あらためて考えさせられたことも今回の最終選考会の一つの成果だったかもしれません。

[上田大作氏プロフィール]

1977年、山口県下関市生まれ。会社員を経て2006年から独学で写真を撮りはじめる。北海道の道東地域や大雪山国立公園を主なフィールドとして、年間250日近くキャンピングカーやテントで生活しながら現在まで撮影を続ける。2013年、冬の風蓮湖を取材した作品で田淵行男賞を受賞。2021年、動物カメラマンとして『情熱大陸』(毎日放送)に出演。近年は海外のプロダクションが制作する野生動物のドキュメンタリー番組に携わるなど、映像の世界にも活動の場を広げている。

[第8回「旅の良書」] (順不同)

■『フォルモサ南方奇譚』倉本知明(春秋社)
第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」最終候補作

■『中国TikTok民俗学 スマホからはじまる珍神探訪』大谷亨(NHK出版)
第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」最終候補作

■『ローカル鉄道と路線バスでめぐる 果てしなきイタリア旅』二村高史(草思社)
公共交通機関を乗り継ぎ、イタリア各地の小さな町を巡ってきた著者による旅の記録。ローカルで“へんぴ”な地域を舞台に、食べ歩きや町歩きとともに、旅の醍醐味を描く。

■『台湾クラフトへの旅』平野久美子(小学館)
台湾各地の工房やショップを訪ね、多文化が共生する台湾ならではの手仕事や工芸品を案内。暮らしの道具や雑貨を通して、台湾の歴史やアイデンティティーに触れる一冊。

■『オーロラの下、北極で働く』松下隼士(雷鳥社)
世界最北の国際観測拠点に長期滞在した著者が、北極での暮らしや観測の日々を綴った滞在記。壮大な自然や各国の研究者たちとの交流を、美しい写真とともに紹介する。

■『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』山本高樹(雷鳥社)
幻の獣・雪豹を追い、インド北部のチベット文化圏スピティでひと冬を過ごした写真家による長編紀行。極寒の高地で、巡り巡る命を見つめ続けた日々を、貴重な写真とともに綴る。

■『ヨルダンの本屋に住んでみた』フウ(産業編集センター)
ネットで見つけたヨルダンの本屋に「働かせてください」と直談判し、未知の国へ飛び込んだ著者が、多国籍な書店員たちとの交流や中東の日常を綴る、カオスで愉快な滞在記。

■『シシになる。 遠野異界探訪記』富川岳(亜紀書房)
『遠野物語』に導かれるように遠野へ移住した著者が、「張山しし踊り」の担い手として過ごした日々を綴る。遠野に息づく文化や物語、人と異界が交わる世界に触れる一冊。

■『ぼくの学校は世界中』雲野秀美(リチェンジ)
学齢前の子ども2人を連れた4人家族が、キャンピングカーで5年にわたり世界を巡った旅の記録。各地の人々と交流を重ねながら、多様な文化や自然に触れた家族の日々を綴る。

■『道―天職に巡り合うまで』富井道子(展望社)
3カ月の予定でオーストラリアへ語学留学に旅立った著者が、世界100余国を巡る6年8カ月の旅を綴る。90歳の今もツアーコンダクターとして旅を続ける著者の歩みを辿る一冊。

■『東欧センチメンタル・トリップ』イスクラ(草思社)
東欧を旅し続けてきた著者による、街の空気や人々との出会い、“体の中に染み込んだ記憶”を綴ったフォトエッセイ。東欧の空気や旅情を、美しい写真とともに味わえる一冊。


[第11回「斎藤茂太 旅の文学賞」ならびに第8回「旅の良書」お問い合わせ・取材申し込みはこちら]
一般社団法人 日本旅行作家協会事務局(担当/盛武美帆子)
〒104‐0061 東京都中央区銀座1−5−5 明興ビル5F
TEL03‐3538‐2345 FAX03‐3538‐2346
e-mail:secretariat@jtwo.net


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