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| 2010年11月05日 16時 [教育／その他] |
リンクアンドモチベーショングループ |
株式会社栄光との業務提携及び合弁会社設立に関するお知らせ
株式会社リンクアンドモチベーションは、平成22年11月5日開催の取締役会において、株式会社栄光との間で業務提携に関する契約を締結すること及び共同で新たな教育サービスを提供する合弁会社を設立する株主間契約を締結することを決議いたしました。
株式会社リンクアンドモチベーションは、平成22年11月5日開催の取締役会において、下記のとおり株式会社栄光(以下、栄光といいます)との間で、業務提携に関する契約を締結すること及び共同で新たな教育サービスを提供する合弁会社を設立する株主間契約を締結することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
1．業務提携の背景
近年、国際的な調査の結果から日本の子どもたちの基礎学力の低下が懸念されるようになり、学力増進への社会的な要請はますます高まっております。これに対し、現在の経済環境に起因する将来への漠たる不安から、若年層の学習へのモチベーションの低下、キャリア形成に対する意欲の減退や就業・社会参画への意識の低下が顕在化しております。こうした中で、国際的な競争下にある産業界が求めるのは、学力はもちろんのこと、課題解決力、コミュニケーション力など、学力にとどまらない幅広い能力を持った人材であり、学習塾業界を含めた教育現場にとって、教科学習を超えた人材育成という社会的ニーズに応えてゆくことは急務であります。
2．業務提携の意義・目的
上記のような環境を背景として、当社は栄光との間で、業務提携契約を締結し、包括的なパートナーシップの下、教育事業・人材育成事業における多様なサービスを共同で展開することと致しました。栄光グループは直営教室380校に67,000人の生徒が通う学習塾を中心に事業展開をしており、進学指導・教科学習指導・教室運営ノウハウを強みとしております。これに当社グループが有する、モチベーションタイプ診断や社会人・大学生に変革の機会を提供する研修ノウハウを融合し、顧客のニーズに対応した、全く新しい教育サービスの開発を共同して進めて参ります。特に学齢期の子どもたちに対し、当社のモチベーションエンジニアリング技術を活用することで、＜1＞学習に対する科学的な動機づけを行い“やる気”の向上を不断に働きかける仕組みをもった教育サービスの提供を通じて、自発的に何事にも積極的に取り組む姿勢を涵養し、さらに、＜2＞教科の枠にとらわれず“コミュニケーションスキル”“ロジカルシンキング”といった受験にとどまらない社会での活躍を見据えた能力(社会人基礎力)を養成するカリキュラムの提供を進めてまいります。また、＜3＞児童・生徒のモチベーションを向上させる方法を体得することを狙いとした、講師研修等の開催により、講師の指導能力向上を図ってまいります。
また、人材育成を受験で終わらせるのではなく、特に大学生に対し、その先の社会での活躍を見据えた真のキャリア形成意欲を持たせ、就業や社会参画における意識向上を実効性あるものとするためにも、デジット株式会社をはじめとする大学生と企業を接続するノウハウを有する当社グループ、株式会社エデュケーショナルネットワークや日本教育大学院大学など教育事業を担う栄光グループ、さらには栄光と業務資本提携関係にあるZ会グループが協働して、グローバルでの競争環境にある企業に対する有為な人材を輩出する、新しい就業・就職の枠組みを形成することも視野に入れております。
3．合弁会社設立の理由
上記業務提携の意義・目的を実体化・具体化するため、特に学齢期の子どもたちに対し、モチベーションエンジニアリングを活用した新しい教育サービスの開発・提供を迅速・強力に推進するためには、きめ細かな運営や情報集約が求められます。それらを実現するうえでは、両者の専任スタッフが常に連携して動ける組織体制が不可欠です。また、顧客に対してスピーディーできめ細かなサービスを可能にするには業務的な連携にとどまらず、独立した法人として高い機動力を持ち、かつ両社のビジネス基盤を支えに、業務上関係する外部機関や取引先に対する柔軟な対応力を持つことが事業推進において有効であると判断いたしました。
この合弁会社は来春4月を目途に、業務提携の目的である全く新しい教育事業・人材育成事業のサービス提供の場として、両者のノウハウを融合した学習塾を開校する予定です。
4．設立する合弁会社の概要(予定)
(1)商号 株式会社モチベーションアカデミア
(2)本店所在地 東京都中央区銀座三丁目7番3号銀座オーミビル
(3)代表者 代表取締役社長 小笹芳央
(4)事業内容 モチベーションエンジニアリングを取り入れた学習塾の運営を中心とした教育事業
(5)資本金等の額 160百万円(資本金80百万円、資本準備金80百万円)
(6)設立年月日 平成22年11月19日
(7)事業年度の末日 12月末日
(8)純資産 160百万円
(9)総資産 160百万円
(10)出資比率 当社 51％(栄光 49％)
(11)役員構成 当社 取締役2名、監査役1名(栄光 取締役2名、監査役1名)
代表取締役社長 小笹 芳央(当社) 監査役 本田 寛(当社)
取締役副社長 近藤 好紀(栄光) 監査役 吉永 剛(栄光)
取締役 神谷 賢治(栄光)
取締役 大野 俊一(当社)
(12)当社との関係
＜1＞資本関係 当社51％の出資
＜2＞人的関係 職務執行者として2名出向予定(栄光よりも同様の予定)
＜3＞取引関係 当社よりサーベイおよび研修商品等を購入予定
5．株式会社栄光の概要
(1)名称 株式会社栄光(東証第2部上場)
(2)所在地 埼玉県さいたま市南区南本町一丁目2番13号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 近藤 好紀
(4)事業内容 学習塾“栄光ゼミナール”の運営を中心とする教育サービス事業
(5)資本金 1,692,711千円
(6)設立年月日 昭和55年7月
(7)発行済株式数 18,873,024株
(8)決算期 3月
(9)従業員数 (連結)1,712名(平成22年6月30日現在)
(10)主要取引先 一般個人
(11)主要取引銀行
株式会社みずほ銀行 株式会社武蔵野銀行 株式会社三菱東京UFJ銀行
株式会社三井住友銀行 株式会社埼玉りそな銀行 株式会社大光銀行
(12)大株主及び持株比率(平成22年6月30日現在)
有限会社信和管財 (25.94％)
株式会社増進会出版社 (16.00％)
株式会社栄光 (9.00％)
株式会社さなる (6.24％)
栄光従業員持株会 (4.67％)
北山 ひとみ (3.12％)
株式会社武蔵野銀行 (2.34％)
株式会社みずほ銀行 (1.79％)
近藤 好紀 (1.49％)
兒玉 毅 (1.29％)
(13)当事会社間の関係
資本関係当事会社間には、記載すべき資本関係はありません。
人的関係当事会社間には、記載すべき人的関係はありません。
取引関係当事会社間には、記載すべき取引関係はありません。
関連当事者への該当状況 当事会社間には、関連当事者への該当状況はありません。
(14)最近3年間の経営成績及び財政状態(連結)
決算期 平成20年3月期 平成21年3月期 平成22年3月期
純資産 9,939 8,131 9,155
総資産 32,019 28,023 27,819
1株当たり純資産(円) 526.37 430.56 505.07
売上高 40,984 41,273 39,659
営業利益 2,704 2,924 2,944
経常利益 2,471 2,460 2,877
当期純利益 951 −1,602 1,465
1株当たり当期純利益(円) 50.48 −85.02 84.44
1 株 当 た り 配当金(円) 12 12 16
(単位：百万円。特記しているものを除く。)
6．合弁会社が設立する新ブランド塾の概要(予定)
(1)ブランド名称：モチベーションアカデミア Powered by 栄光ゼミナール(予定)
(2)設置場所：渋谷駅周辺(予定)
(3)対象学年：初年度は高校1・2年生、2年目以降は小・中・高全学年対象(予定)
(4)指導科目：英語・数学・国語・理科・社会の5教科(予定)
(5)その他の特徴：
＜1＞全ての塾生に対しモチベーションタイプを診断するテストを実施し、生徒の個性に合わせた“やる気”のでる指導を実施
＜2＞指導にあたる講師は全てモチベーションをマネジメントする研修を受講
＜3＞通常の教科指導だけでなく“ロジカルシンキング””コミュニケーション”といった特別講座を実施
＜4＞生徒が将来のキャリアデザインを意識・検討できる講座の実施
(以上すべて予定)
7．日程
(1)業務提携契約および合弁会社株主間契約の締結 平成22年11月5日(金)
(2)合弁会社の設立 平成22年11月19日(金)
(3)事業開始日(予定) 平成22年12月1日(水)
8．今後の見通し
今後、当合弁会社の事業が進捗し、当社業績に重要な影響が見込まれる場合には、別途お知らせいたします。
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社リンクアンドモチベーション
取締役 コーポレートデザイン本部担当 大野 俊一
TEL．03−3538−9517
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