『出前館』を運営する夢の街創造委員会株式会社は、関西大学が主催する学生ビジネスプランコンテストに協賛し、入賞を果たした学生にコンテストを通して何を学んだのか、を取材しました。
ネット出前サイト『出前館』(http://demae-can.com/ )を運営する夢の街創造委員会株式会社(以下、夢の街)は、関西大学が主催する学生ビジネスプランコンテスト『KUBIC2010』第五回に協賛しました(※1)。 そこで、応募総数1,000件の本コンテストに入賞を果たした優秀な学生に、本コンテストを通して何を学んだのか、を取材しましたので、学生たちが考案したビジネスプランの簡単な内容と共にご紹介いたします。取材した学生は、弊社が出題したテーマ[出前館の認知度・利用向上のための広告宣伝手法]において『キャンパスデリバリー館』を提案した専修大学の学生5名です。昨今、景気の悪化による就職難のニュースが流れ、仕事よりもプライベートを大切にする若者が増えている中、成功体験を得た学生のポジティブかつ希望に満ちている考え方をご参照下さい。 (※1)本選は10月2日に開催されました。 ---------------------------------------------------------- 『KUBIC』とは関西大学商学部が主催する学生ビジネスプランコンテスト。 募集資格は高校生、大学生であること。協賛企業が35個の テーマを学生に与え、学生は選んだテーマを軸にビジネスプランを考えます。 本選は、書類選考を中心とする1次審査、2次審査を通過した10組で 競います(高校の部から5組、大学の部から5組)。 最終選考は大学教授、協賛企業、経済産業省の方などを中心とした 審査員の前でプレゼンを行います。 審査基準は[独創性][優位性][収益性][実現性]など合計7つの基準を設け 採点されます。 ----------------------------------------------------------- 【ビジネスプランコンテストに参加したきっかけはゼミの一環として】 まず、コンテストの応募のきっかけは、専修大学商学部の石川和男教授の呼びかけでした。 授業の一環で、石川ゼミを受講する学生が4名から5名でグループを組み、全員が今回のコンテストに応募したのです。[最初のきっかけは先生に言われたため、受身の姿勢でした](大沼さん)。 【1次選考・2次選考を突破】 やるからには良い企画を出したいと思ったメンバーは、[自分たち学生だからこそ出来る企画を出したい]という思いに至りました。 石川教授の受け持ちの授業などを活用し、学生に[出前]に関するアンケートを実施。すると、大学生の間で出前館の認知度が15％と非常に低いことがわかりました。 出前館の認知度向上が課題と認識した上で、[大学生だけをターゲットとした出前館を作って、現在認知の低い大学生を囲ってしまえば、結果的に出前館の認知度が上がるのでは]と思い、[キャンパスデリバリー館]を考案。 ------------------------------------------------------ キャンパスデリバリー館のビジネスモデル(図を参照) 1：[キャンパスデリバリー館]サイトを作成し、学生は同サイトを通して昼食をオーダー 2：出前を注文できる時間帯を予め決めておき、大量発注する仕組みを作る。 店舗は大量注文を受ける代わりに、弁当の価格を下げる。 3：弁当の受け取り用のブースを大学の入り口に設置 ------------------------------------------------------ [シンプルな方が考えやすかった]とメンバーの川辺さんは話します。 審査員からは[もっと調べることができたのでは]と詰めの甘さを指摘されたのもの[実現性が高い]と好評を受け、準優勝という結果を出しました。 【成長意欲の高い新人が会社の風向きを変えるのでは】 コンテスト終了後、学生たちに[コンテストを通して学んだことは何か]という質問をしました。今回のコンテストをしっかりと仕事に結び付けて考えているようです。 [一人一人意見が違うので、企画の中に自分の意見をどのように組み入れていくか、そして、どこで引くか、そのバランスが大切であるということを学びました。企画に関わる仕事に興味を持ちました](川辺さん) [プレゼンで、相手を説得させるには数字による理由付けが必要。今回の経験を活かして営業の仕事をしたい](荒川さん) [プレゼンの後、企業からの具体的な質問を受け、プランの詰め方が甘いと感じましたが、サービスの良さを伝える宣伝の仕事に興味を持った](佐藤さん)と、当コンテストを通して、具体的にやりたい仕事を見つけることが出来たようです。 また、簿記の資格を持っている同メンバーの浜田さんは[採算計画を中心に取りまとめました。コンテストとはいえ、一つの採算計画を作り上げたことは自信に繋がった]と自分の得意分野を仕事に活かすことで遣り甲斐を得ることを学びました。 そして、メンバーを取りまとめた大沼さんは[まさか本選に残れるとは思わなかったし、みんまの意見をまとめるのは本当に大変だったけど、リーダーという立場で入賞したことでプロジェクトを推進する、ということを学び、一つ自信が付きました]と振り返り、リーダーとしてビジネスプランをまとめることに達成感を得ました。 成功体験を得た学生は、ビジネスプランコンテストというプロジェクトを通して自らを成長させようという成長意欲の高さが見受けられました。 不景気が続き元気の出ない企業にとって、即戦力にはならなくとも、このように前向きかつ成長意欲の高い新しい人材は企業の風向きを変える契機になるのではないでしょうか。 関西大学では[学生の力]をテーマに本コンテストを開催。学生自身が自ら考え、行動し、協力する場を提供することで日本学生のレベル向上、来場者・参加者のビジネスのヒントになることが目的です。 夢の街では、今後も未来の日本にとって必要な優秀なビジネスリーダーの育成に貢献します。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ キャンパスデリバリー館 企画立案者 専修大学商学部 石川ゼミナール 大沼 絵理果さん 川辺 美友紀さん 佐藤 祥太朗さん 浜田 悠さん 荒川 裕也さん ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ------------------------------------------------------------- 【夢の街創造委員会株式会社 概要】 □ 設立：1999年9月9日 □ 資本金：11億735万円(2010年8月末現在) □ 住所： (本社)〒541-0057 大阪府大阪市中央区北久宝寺町4-4-2 (東京支社)〒107-0052東京都港区赤坂4-1-30 AKABISHI−IIビル 5階 □ 代表：代表取締役社長 葭田 徹 □ URL： http://www.yumenomachi.co.jp/ □ 事業概要：現在9,800店舗以上が加盟している、インターネットの宅配・デリバリー総合サイト [出前館]http://demae-can.com/ の運営 【本件に関するお問い合わせ先】 夢の街創造委員会株式会社 社長室 佐藤 03-5545-3843(東京支社) Email：pr@yumenomachi.co.jp
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