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2024年02月08日 10時 [教育その他]

独立行政法人国立高等専門学校機構

【石川高専】令和6年能登半島地震における本校の被災状況及び授業の再開等について−発災1カ月が経過して−

 石川工業高等専門学校(石川県河北郡津幡町 校長:嶋倉 剛 以下「石川高専」)は、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けました。1ヶ月を経過した現在の石川高専の被災状況と授業の再開状況等につきましてご報告させていただきます。また、今回の地震では多くの方々がお亡くなりになり、今なお避難所等の困難な状況の中で過ごされている方々がいらっしゃることを鑑み、痛惜の念とともに一日も早く平穏な日常が戻ることを祈念いたしております。


本校の被害状況

 国立高専の中で震源地に一番近い石川高専においては教員1名が亡くなり、複数の学生も負傷(いずれも軽傷)、また、学生・教職員の住宅等被害も多数発生しました。
 本校施設については敷地内の盛り土部分に建設された体育施設の損壊、法面の崩壊、道路の陥没・ひび割れ等が発生しましたが、1月3日(水)に応急危険度判定士、1月5日(金)には機構本部職員による判定を行い、地盤については1月6日(土)に被災宅地危険度判定士による判定を行うことで、危険度を把握することができました。
 その結果、教室棟・管理棟・学生寮については、使用に支障ある被害は確認されず、ライフラインやITネットワーク環境も学生寮の下水道を除き無事が判明しました。また、通学路である県道から各教室・学生寮まで安全に歩いて向かうことが可能と判明しました。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzIwMDgjODAzOTRfaXV4QldtRk5mcC5qcGc.jpg ]

◆推薦入試の実施と授業の再開

 被災状況を速やかに把握できたことで、推薦入試の実施、授業の早期再開を実現することができました。 
 推薦入試については、被災した受験生に配慮し、入試は予定通り実施すること及び被災した受験生は追試験も可能とすることを1月3日(水)に公表しました。試験当日は被災地受験生の遅刻・欠席も無く、受験申込者208名全員が無事に受験しました。
 授業については、1月15日(月)から全学年で再開しました。遠隔方式、対面及び遠隔のハイブリッド方式と段階を踏み、1月29日(月)からは、全学年が全面的な対面授業に移行し通常授業となりました。ただし、授業への出席が困難な学生に対しては、並行してオンデマンド方式での授業も行っています。また、体育施設が使用禁止となったことから、保健関係の授業を増やす等の工夫を行っています。


◆学生の心のケア

 学生の心のケアについては、教職員・相談室・保健室・カウンセラー等が一体となって取り組む「チーム学校」として、日頃から連携している地元専門家や機構本部の支援も得て取り組んでいます。
 1月12日(金)には、東日本大震災時に仙台高専及び公立学校等で心理的ケアに取り組まれた仙台高専常勤カウンセラーによる全教員対象のFD研修を実施しました。


◆地元自治体等との連携

 地元津幡町からも大きな支援を頂きました。発災当夜、指定避難場所である石川高専には、80人を超える方々(校地内で車中避難される多くの方々は正確な人数不明)が避難されましたが、町が迅速に必要物資を搬入し混乱を避けられました。また、学校を環状にとりまく町道の崩壊に起因し破断した学生寮の下水管も、震災後1週間で応急工事が施され、学生寮への学生の復帰が可能となり、授業の早期再開に繋がりました。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzIwMDgjODAzOTRfSVpXdEdaWG1JaS5KUEc.JPG ]

◆本校卒業生による支援、関係企業の方々からの支援

 施設・地盤の危険判定は、本校卒業生の有資格者が手弁当で行ってくれました。この協力があったからこそ、建物利用の判断、立入禁止区域・臨時車道の設定、臨時車道等の工事が進み、学校再開に漕ぎ着けることができました。
 また、地震発生当時の学生寮には留学生が在寮していましたが、石川高専生協と学生寮食堂の食事提供業者の方々には、食材提供等で留学生を支えていただきました。
 改めて、学校再開に取り組んでいただいた関係者の方々に感謝する次第です。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzIwMDgjODAzOTRfcG5KZVVJU05kVy5wbmc.png ]

◆システムネットワーク等のインフラの強靭化、三現主義の重要性

 今回の震災においては、校舎には誰もいない状況でしたが、地震発生後1時間でMicrosoft Teamsによりネットワーク上での災害対策本部を設置できました。
 これにより、私を含む帰省中の教職員、大津波警報等により避難所に待避している教職員も災害対策本部会議に参加が可能となり、深刻な状況ながらも業務指示・情報共有の迅速な対応ができました。
 前記により機構本部への災害報告第一報を災害対策本部設置直後に発信できたこと、安否確認について事前訓練と同様にMicrosoft Teamsを活用し迅速に行えたことで、被災中で配慮を必要とする学生・教職員の早期絞り込みが可能となったこと等、DXの進展が、災害対応における教職員の負担を格段に軽減したことも特筆されるものと思っています。
 この他、国立高専機構本部の理事長特別補佐が、発災翌日の朝には石川高専に到着して本部へ被害状況を報告・支援要請や支援助言を行ってくれました。
 更に、1月5日(金)には、機構本部事務局長も理事長特別補佐とともに来校し、災害現場の視察を踏まえ、機構本部全体で支援対策に取り組んでくれていることも石川高専の教職員が現場で様々な難題に対処する大きな支えとなっています。


◆謝辞

 最後になりましたが、震災直後から東海北陸地区はもちろん仙台高専、福島高専をはじめとして全国の国立高等専門学校の皆様、豊橋技術科学大学、金沢大学等の大学の皆様、日頃、石川工業高等専門学校を支えていただいている企業技術振興交流会会員企業の皆様、本校卒業生の皆様等、沢山の皆様から温かい励ましやご支援・活動資金の申し出をいただいているところです。
 本当に石川高専が色々分野の方々に支えられていることを実感しています。
 皆様方には心から深く感謝申し上げますとともに、これから石川工業高等専門学校は全力で復旧に努めて参りますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和6年2月1日
石川工業高等専門学校長 嶋倉 剛


◆石川工業高等専門学校について

 石川工業高等専門学校(本科5学科、専攻科2専攻)は、昭和40年に設立されて以来、我が国産業界、国・自治体、教育機関はもとより、国外でも活躍する人財を輩出しています。
 社会が大きく躍動する中、先端技術を学び、自ら実践的創造的に切り拓いていく技術者を育成し、地域産業・社会に貢献する人材を送り出し続けます。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzIwMDgjODAzOTRfVXVTR05ramtMei5qcGc.jpg ]
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 石川工業高等専門学校
所在地:石川県河北郡津幡町北中条タ1
校長:嶋倉 剛
設立:1965年
URL:https://www.ishikawa-nct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関


◆本リリースに関するお問い合わせ先

独立行政法人国立高等専門学校機構
石川工業高等専門学校
総務課総務係
TEL:076-288-8011
e-mail:s-somu@ishikawa-nct.ac.jp


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