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弊社の主な事業は、組織・人事領域におけるコンサルティングサービスです。具体的には4つの柱があり、人事制度の構築やビジョン・理念の浸透等をはじめとする「コンサルティング」、個人や組織の診断を行う「サーベイ」、組織課題やサーベイの診断結果に基づいて提供する「人材育成」、最後に人事業務に特化した「人材紹介事業（サービス名：HRキャリア）」となります。
弊社が他のコンサルティングファームと異なるところは、組織内（職場）で実際に機能する仕組みや方法を提供することに重きを置いているところです。人事業務に特化した人材紹介事業（HRキャリア）を1つの柱として展開しているのも、コンサルティングサービスを提供するだけでなく、人材も提供し、実際に企業に「人事部」を作るところからでも、お手伝いできるようにするためです。
現在の主なクライアントは、ＩＴ関連業界・サービス業界を中心に、100名〜300名前後の規模の企業が一番多いです。丁度、組織内に人事機能を作る規模、人事機能の拡充を検討する規模だと考えています。

人事制度の構築と人材育成に関してお話します。まず人事制度の構築に関してですが、人事制度を構築する上で、弊社が最も大切にしている事は、『人事制度が持つべき役割を適切に機能させる』と言うことです。非常に当たり前の事ですが、人事制度を構築していく中で本来の目的を見失い、人事制度を構築することそのものが目的になっている企業は以外に多いのが現状です。人事制度が担うべき役割は３つあります。ひとつ目は、「管理統制」です。「管理統制」とは、企業組織における人的資源を、経営の観点から運用・管理する役割のことです。ふたつ目は、経営（陣）と従業員までコミュニケーションを図り、共通認識及び理解を促す役割の「意思疎通」。最後に、従業員のやる気を引き出し、自発的な行動を促す役割の「自発誘因」です。弊社では、この３つの役割が適切に機能する人事制度の構築を通して、組織活性化に寄与するコンサルティングを行っています。
　次に人材育成ですが、弊社の人材育成は、「人材育成サイクル」を基本に、研修コンテンツ及び研修プログラムを構築して運用しています。「人材育成サイクル」とは、「機会創出」⇒「経験」⇒「気づき」⇒「成長」のサイクルの事を指して言い、人間が成長するサイクルそのものと言えます。弊社が提供する人材育成プログラムは、どれもグループワークを基本形式として、ゲームやディスカッションを行い、解答や考え方を受講者自らで導き出していくものばかりです。そのゲームやディスカッションを「経験」することで、「気づき」を得て頂き、「成長」へと導いていく、というわけです。

私は大学卒業後、総合人材サービス企業に入社しました。総合人材サービス企業では、極めて現場（職場）に直結したサービスを提供してきました。人材サービス業は、取引先の業種や業態を問わず、いろいろなの企業とお付き合いができますので、初めは非常に楽しく仕事をしていました。しかし、人材サービスだけでクライアントの問題や課題を解決する事は極めて困難であると同時に、提供する解決策は、結局、派遣や紹介・アウトソーシングと言った自社サービスの提供に偏り、その範囲も限られてしまうのが現状でした。同社では営業推進室での勤務が長く、グループ会社の立上げ等も経験してきましたが、自分の成長や提供するサービスに限界を感じて、外資系のコンサルティングファームに転職し、組織・人事のコンサルタントとして勤務した後に、アクティブ アンド カンパニーを設立しました。
今までの経験から得たことは、「経営と従業員の共存＝組織活性化」でした。経営者も従業員も成果や成長に向けた思いや考えを持っているのですが、具体的な手法まで経営者が決めてしまい、従業員はやらされ感が残る等、ベクトルは同じなのに、上手くシナジーを生み出せていない会社は非常に多いと感じています。こういった企業に対して、経営と従業員の架け橋となるようなコンサルティングを行い、組織の活性化の一翼を担いたいと考え、起業しました。

これからは、今まで以上に組織活性化に対してフォーカスを当てたサービスを提供していこうと考えています。今まで弊社が提供してきた組織活性化の施策は、組織・人事領域に特化したものでした。確かに、企業組織や人材に対して直接作用する施策を打つ事で、組織の活性化を図る事は出来ます。しかし、継続性に欠ける部分や向上的に作用し難い部分があることは否めません。内面的に改善して組織活性化を図るのが組織・人事の領域ですが、そこに外面的な作用を加えることで、組織や人材をより活性化させることが可能になります。外面的な組織活性化施策とは、企業のビジョンや理念、組織として行っている取組み等を、外部に向けたコミュニケーションツール（メディア等）を用いて発信し、外部からの評価も得る仕組みのことを指しています。外部のメディアや媒体を通して、発信した自社の情報が循環して、社員にも伝わる事は非常に重要です。そういった内部と外部の情報の循環が成立することで、施策の継続性が担保され、より高次元の組織活性化が実現できると考えています。

「強いビジネスマン」を輩出する会社にしていきたいと考えています。「強いビジネスマン」というのは、未知の領域や初めて着手するようなことでも、ビジネスストーリーを自分で組み立て、実行していけるような人材のことです。そのような人材を多く育成し、輩出していくことが社会貢献に繋がっていくと考えています。まだまだ小さな会社ですが、メンバー（弊社では“社員”のことを“メンバー”と呼んでいます）の育成の一環として年に数回の合宿を行っています。また社内でもメンバーが主体となった自発的な勉強会が開催されています。このような取組みが恒常的に行われる組織を創ることが、私自身の役割だと考えています。
最終的な私個人の夢としては、小学校低学年を対象とした強いビジネスマンになるための基礎を教える学校を作りたいと考えています。強いビジネスマンの考え方・姿勢は付け焼刃で完成するものではありません。私個人の体験でも、小学校低学年の頃の経験や感じたことなどが今の自分のビジネスに対する価値観の元になっている気がしています。今の子供たちが社会に出て、きちんとしたビジネス感覚を持ち強く生きていけるために必要なこと、それを教える学校を作りたいと考えています。