有限会社ＯＩＳＯＮ

現在はＷＥＢ制作を行なっています。お客様のニーズありきなので、今はＷＥＢ制作を手がけています。お客様に儲けていただいて、その中の一部をいただくというのがスタンスなので、これから先にモバイル分野のニーズがもっとあれば、そこに技術力を合わせていくでしょう。
ＷＥＢ制作が面白いのは、会社のＨＰや飲食店のＨＰを作る場合に、トップの方とやり取りするので、その人の人生観なども聞きつつ制作をできる点ですね。

社員は現在6名です。今は中途の求人をかけているのでプラス3名くらいになると思います。いいサイトを作るとお客様が他のお客様を紹介してくれるケースが多いですね。
この前も、ボクシングの世界チャンピオンの内藤大輔選手のＨＰをちょうど完成しました。弊社の規模で、そんなに有名な選手のＨＰは作れないはずなのですが、そこは紹介により、信用して依頼してくださったのです。

他社のＷＥＢ制作はテンプレートでどんどん作る場合が多いのですが、そうすると似たようなＨＰになってしまうので、デザインなどにこだわりたいお客様にとっては物足りないのですよね。とは言っても、作りこみすぎてしまうと値段が高くなってしまいます。
弊社の料金価格は、ちょうどいいラインにあると思います。弊社のＷＥＢ制作は、初期費用0円の月額制で提供させていただいているので、初期費用を50万も払えないという方には、携帯電話の通話料金くらいで作りましょうという価格になっています。
メインのプランが月額2万円です。他社では初期費用が数十万円で更新1回につきいくらと設定されていますが、更新するたびにお金がかかるので、だんだん更新したくなくなります。でも更新しないＨＰほどダメなものはない。弊社では月額2万円で更新も込みなので、ご好評をいただいています。
制作期間は、お客様との打ち合わせなどもありますので、依頼を受けてから完成まで3週間くらいです。他社だと3年とか5年リースですが、弊社は1年契約です。気に入っていただけたら継続ですので、弊社としてはランニングも必死に頑張ります。実際、誠実に対応しているので解約はありません。現在のお客様は100社ほどです。

私は小学生の時から社長になりたいと漠然と思っていました。何の事業をしたのかという明確なヴィジョンはなかったのですが、いつでも独立できるように、与えられた仕事に対しても、自分が社長だったらどうするかと、常に一つ上の目線から考えていました。
高校時代から様々な業種でアルバイトをしていました。根本に社長になりたいという思いがあったので、いろいろな世界を見たかったのです。

最初に入った会社はイベント会社でした。大学は経済学部の経営学科でしたが、大学卒業後にはＭＢＡを取ろうと思っていました。しかし、社会に出ていないのにＭＢＡを身につけて理論武装しても仕方がないだろうと思ったのですね。それで働くことを決めたのですが、留学してＭＢＡを取ろうと卒業直前まで思っていたので、全く就職活動をしていなかったのです。それで就職したのですが、恥ずかしながら、そのイベント会社は母親の会社だったのです。そこで3年間修行しました。

そして5年前、25歳のときに、ある企業様から社内向けのプログラミングを作ってくれというお話をいただき、個人事業主として起業しました。
今はＷＥＢ制作をメインにしていますが、需要があるからです。まずニーズがあって、そのうえでニーズに合わせて自分が成長していくという形でやっています。
目の前の道が二つに分かれているときには、より辛い道へ行けと、自分に言い聞かせています。私が一番重要視していることは、仕事を通じて成長するということだからです。そのためには、いろいろな責任を背負って、自分で道を切り開いていくというほうが、自分には向いていると思ったのです。

現在弊社では、遊び場情報検索サイト「Viva! Kids」と習い事情報検索サイト「Viva! Lesson」という子供向けのポータルサイトを自社メディアとして運営しています。これは将来に向けた事業なので継続してやっていきます。

「Viva! Kids」を作った契機もニーズがあったからです。友人に子供がいて、休みの日に遊びに行く場所を探す方法を聞かれたのです。ネットで検索してみたのですが、全然ありませんでした。個人のＨＰはありましたが、全国を網羅しているサイトはなかったので、だったら自分で作ってしまおうと思って始めたのです。反響はいいですね。登録しているクライアントさんは1000施設くらい。ＰＶは1日1000アクセスで1万ＰＶくらいはあります。

「Viva! Lesson」のほうは成功報酬型なので、掲載は無償なのですが、入会者がいたり体験レッスンの申込があったりしたら、掲載店に料金をいただくという形になっています。今はまだそれほど注力できない状態ですが、教育的な事業は今後も続けます。子供向けの事業は未来を作っていくことなので、ライフワークとして絶対に継続してやっていきます。
子供は日本の未来を作っていくわけですから、曲がらずに育って欲しいと思うのです。我が家でもちょうど初めての子供が生まれるので、その思いはいっそう強いですね。

私はワンマンの社長ではないので、弊社は非常にフラットな組織になっています。私の役目は、書道の文鎮みたいにちょっとした重石であればいいと思っています。あとは社員たちが自由に書きまくって欲しいですね。私はあくまでも環境を用意しているだけです。その環境の中で社員皆がどれだけ成長するかが重要です。
組織としては柔軟さと適応力がキーワードです。各人が会社を使って、収益にも責任を持ちながら、自分の好きなことをすればいいと思っています。

数字的には、今のクライアントさんが100社ほどなので、クライアントさんが年間200件増えていくペースにしたいですね。
また、新しいポータルを作ろうと思っています。美容系のポータルサイトを現在準備中なので、来年早々にはオープン予定です。
「Viva! Kids」や「Viva! Lesson」で、お客様と話をする中で、非常に多くの情報が集まってきます。なのでアドバイス的なことも付加できるのが弊社の強みだと思います。

世の中に出ている情報は、たとえば食品添加物の問題などにしても、ゆがめられた情報が多すぎると思うのです。私自身、身体が弱かったので食事と健康に関することには気をつけてきたのですが、今の子供を見ているとかわいそうだなと思うことがあります。アトピーなど辛い症状を抱えている子供たちがたくさんいます。
私自身、いろいろな解決策を探して得てきたものがあるので、そういう情報を役立てて、皆が健康に幸せに平和に暮らしていければ一番いいなと思うのです。でも自分で健康食品の販売を手がけてしまうと、自社の利益を作らなければならなくなるので、そういう事業はあえてやらずに、食品情報のネットワークを作っていきたいと思っています。
根本的なところを正したい、曲がった情報を正しくしたいので、公正なポータルサイトを作る必要があると思います。子供向けの情報からきちんと始め、この国の未来を少しでも活性化していきたいと思っています。