株式会社GT−Agency

法人企業向けの占いコンテンツや心理テストコンテンツの提供をしています。具体的には「今日の運勢」や「今月の運勢」「タロット占い」などの占いコンテンツです。これまでに4000本以上の占いコンテンツ制作を手がけてきました。お客様のニーズにあったコンテンツを具体的な活用事例交えてご提案させていただいておりますが、主なコンテンツは月額3万円という破格の金額でライセンス提供しています。

弊社コンテンツは2007年12月現在、250社以上の企業様にご愛用いただいております（2008年5月現在は350社程度）。2006年2月に会社を立ち上げたのですが、設立から2年と数ヶ月でこれだけ多くの企業様にご活用いただいておりますので、今後もこの勢いを維持したまま「すべてのウェブサイトに占いを」という目標に向かって突き進んでいきます。

また、弊社は約110名体制のコンテンツ制作チームを組んでいるのですが、その製作チームで原稿の製作や文言チェック、納品管理などを行っておりますので、高いクオリティを維持しながら安定的に多くの製作を実現できています。なお、うち約70名が実際に鑑定を行っている占い師の先生です。

なお、弊社が月額3万円で提供を始める前は、占いコンテンツというものは非常に高価なコンテンツでした。コンテンツ利用料は最低でも月額20万、高額なものだと月額50万円を超える請求を行うのが業界では普通でしたが、業界でも最後発企業の弊社としてはクオリティはもちろんのこと、価格面でかなり努力をしないといけないな、と感じたのが最初です。おかげさまで多くの企業様にご導入いただき、価格、クオリティともに満足度の高いサービスを提供できていると思います。

弊社が成功できた理由はいくつかあります。今まで高価なコンテンツだった占いを、質を保ちながら安価で提供しているのは当然のこと、積極的な営業を行った点も要因です。私たちの営業活動は占いコンテンツの啓蒙活動といっても過言ではなかったと思います。占いは今も昔もキラーコンテンツです。導入することで高い成果を得られます。例えば、弊社が納品した心理テストを使ったモバイルサイトは、導入後プラス２００万PV／月を記録したケースもあります。

私は大学を3か月で退学した後、弊社の親会社であるガイアックスに入社しました。そこで住み込みで働きながら、最終的には営業系の役員までやらせていただいたのですが、上場を節目にコミュニティービジネス以外にも何か新しいビジネスをやりたいと思っていました。その時ちょうど、友達だった原宿にある占い館「塔里木（タリム）」の館長が「何か新しいことを一緒にやらないか」と声をかけて頂いていたのが縁でこの事業を始めようと思いました。

もう少し具体的に言うと、タリムの館長は、私がガイアックスに入社したばかりの頃から親しくさせていただいていた方で、最初のころの敬語もろくに話せなかった私から、上場後の役員としての私まで見てくださっていて、その成長の過程を、タリムのブランドや伝統を活用したネット展開の中でもう一度見せてほしい、と声をかけてもらったのがきっかけでした。

その当時も多くの占いビジネスが存在していましたが、多くはB2C で課金サービス（簡単に言うと携帯の公式サイト）という形式のものが主流でした。最後発の弊社だからこそ、同じ流れの中でビジネスをせず、軸をずらしてB2B という市場で占いコンテンツ自体の裾野を広げる、と言ったことを事業化できればいけるのではないか、と判断し今のビジネスを始めました。それはより多くのユーザーに占いに触れてもらうためのアクションでもあったのです。占い業界自体を広げないとビジネスはできませんから。結果、今では公式サイトの共同運営のような既存ビジネスからも多くお声をかけていただいております。ただ、弊社の軸はあくまでB2B 、裏方ですから、そういうポジションや役割を認識した上で多くの企業様とご一緒させていただいております。

2008年は海外展開を考えています。1月にニューヨークを視察し、3月にシリコンバレーに行く予定で、春頃にはそのどちらかにオフィスを作る予定です。

3年後には、日本国内で稼働しているクライアントのみで800社を目指します。海外事業は成果が出せる保障がないので具体的に目標は掲げず、様子を見て判断したいと思っています。

今後も、安価でクオリティーの高い占いコンテンツを配信提供しつづけ、世界中全ての企業のサブコンテンツとして占いが存在する、それがスタンダードである世界を作りたいと思っています。