株式会社　アールラーニング

システム開発とネットワークサービスまで全般的に手がけています。
100名の社員がおりますが、９割がプログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニアなど、技術的な経験を持っているエンジニアが中心です。
当社のエンジニア社員は、半年〜１年という期間で色々なプロジェクトに参画しています。どんなシステムを作っているかと言いますと、Web系だとECサイトや証券系のサイトの仕組み作り。また、携帯電話本体や通信部分、携帯コンテンツの開発、社内情報システムの提案から構築、運用までを行っております。
ネットワークサービスとしては、社内のサーバの構築、セキュリティー対策など、コンサルティングから保守、運用まで手がけています。

当社は社員教育に力を入れています。能力開発部を設け、社内にいる講師（エンジニア兼講師）が、今までの教育ノウハウを活かし、プログラム、ネットワーク、サーバなど、技術系の部分を教えています。大手企業などでもしっかりとした教育をしていますが、当社のような100名規模のベンチャー企業で、教室を持ち、講師が４名いて、ここまで環境を整えている企業はないだろうと思います。
当社はお客様へ製品（システム）を提供するサービス業ですので、お客様に満足していただくことが重要です。そのために、能力開発部のメンバーが社内のシステムを作りながら、若手のエンジニア社員の教育をして、技術のスキルアップを計っています。かつ、若手のエンジニア社員がお客様先で責任を持って働けるように、能力開発部のメンバーが、外部から支援をしています。
頼まれた仕事をこなすだけでなく自ら仕事を進められるように、能力開発部が若手社員をフォローしながら、徹底した教育を行っている。それが私どものひとつの武器です。
人を育てるには教える人も教わる人も真剣でなくてはならなりません。誰もが真剣になれる「本物の人財育成」が行える企業になる為に、社名をアールラーニングとしました。

私自身、もともとエンジニアとして大手企業に就職して、ソフト開発部門に４年半在籍しました。教育体制はしっかりしていましたが、その当時は会社からの指示で目的もよくわからずに研修を受けていたので、全然身にならなかったですね（苦笑）。
その後、開発系の企業で、トータルで７年間ほど、エンジニアの仕事をしていました。
その頃に、しっかりと教育をすれば活きる人が、無茶な仕事を任されてつぶれてしまう現状を見てきました。会社側は、社員をろくに教育もせず、放置状態にして、いきなりどさっと仕事を渡すわけです。社員のほうは、何が何だか分からない状態で、納期だけが迫ってきて、誰にも聞けない、調べ方も解らないという状況でしたね。
才能があるのに「自分はエンジニアに向きません」と言って辞めていく人たちがいました。そんな人たちが増えてしまうと、ただでさえ人手不足の業界であるのに、世の中に、さらに悪い印象を与えてしまいます。
現在の情報技術は日々進化を続け、多種多様化しています。それにも関わらず、ITエンジニアの不足は解消されていません。ならば、エンジニアを育て、なおかつエンジニアが夢をもって人生を楽しめる企業が必要だと思いました。
エンジニアは物作りであり、クリエイティブで、お客様から喜ばれる仕事です。日々、自分の成長を感じることができ、それが報酬に反映してきます。その喜びや達成感、充実感をより多くの人たちに感じてほしい。さらには、人を育てる事が企業を発展させ、社会貢献になるという想いで起業しました。
ＩＴ業界全体の売り上げは年々上がってきていますが、エンジニア増加の推移は少しずつしか上がっていません。そうなると開きが出てしまいます。その皺寄せは、仕事ができるエンジニアに来ます。そうなると今度は優秀なエンジニアに負担がかかってしまいます。世の中にエンジニアが少ないなら、できるエンジニアを育てるしかないと思いました。
私の前職は、同業のベンチャー企業でした。かなり急成長していた企業で、初めは教育部署がなかったのですが、ある程度の規模になったので、教育をしなければならないということで、ゼロから教育部を作り、講師を育てるということに携わりました。
それを活かそうということで、社名にラーニングをつけ、人を育てていこうと思いました。中途半端に教育をすると社員は辞めていってしまいますので、教育をやるのならば、徹底的にやろう、本物の教育（Real-Learning）をやろうと決意しました。

顧客満足のリサーチは意識して行っていますが、同時に、社員がどれだけ満足するかが重要だと思っています。システム開発と言うと機械的なイメージかもしれないですが、開発者もユーザもすべて人です。私どもはその「人」を大切にすることが、顧客満足、社員満足に繋がると思っています。3年後、5年後に向けて、社員のモチベーションが向上することを常に考えています。
人はやりたい事をやっている時が一番成長します。当社では、やりたい事をやるために必要な教育をそろえています。そして社員個人の気持ちを重視し、個人のパワーを企業組織とすることが、さらなる「人」の成長に繋がります。それが企業発展、顧客満足に繋がると思っています。
また、パッケージやアプリケーションを作り、それをもとに展開し、「アールラーニングは、何とかのパッケージ持っている会社でしょ」、「あの技術を持った集団でしょ」と言われるように、色々な技術を調査しています、
具体的には社員用のSNSをRuby（ルビー）という言語で開発しています。また、Web系エンジニアをリッチクライアントへ移行し、チームを作っています。
企業イメージとしては「アールラーニング＝3年でプロフェッショナルになれる」を浸透させる事です。

社員が笑顔でいられる企業にしたいですね。私自身、社員との壁を作らないようにしています。自由な空間を作り、社員が望むことをしていきたいです。面白いアイデアがあれば、皆で決めていこうと思っています。そして、実行することになれば、「自分主導でやるんだよ」と言っています。エンジニアや営業の人たちが「面白い。やりましょう」と言い、それに対して「そうだね、やろう」と言ってあげられる企業にしていきたいと思っています。全社員が常に新しいことを学び、チャレンジする精神を持ち続けることが、私の夢ですね。