株式会社ビットストロング

私の出身が中国ということもありまして拠点を二つ中国に置いてあります。一つは自分の子会社、もう一つは協力会社が上海にあります。弊社は、現在140人の社員で日本人が80％、子会社に関しては、ほぼ中国籍のメンバーで構成されています。事業内容は、画像処理からスタートしていまして、今でもこの会社の強みというのは「画像処理技術」です。この技術には他社には負けない自信を持っています。監視や解析、医療系の顕微鏡写真など、画像に関して多くのノウハウを蓄積しています。一般の業務システムの開発も手がけており、Web2.0的なWEBサイト制作も行っています。

会社員として最初は技術職、その後はマネジメントなどの管理職を経験しました。前会社には割と長くいましたが、独立はずっと考えていましたね。
学生時代から技術者としてやっていましたので、当時からお客さんとはお付き合いがありまして。画像処理をやりながら一般の業務開発をやっていました。
日本で2002年に会社を始めて、中国の会社とは既にパートナーシップを組んでやっていましたが、2004年に自分ら子会社を中国に設立しました。

情報漏洩防止の分野で深堀りをしています。ベンダーセキュリティ、情報漏洩に関しては、最も力を入れています。新しい製品は予定はしていますが、ラインナップが揃ったので、今の製品を根付かせるところに移っていますね。画像処理関係は直販で、セキュリティ製品は代理店を通じて流通させています。代理店が楽天などを通してネットで販売をしてくれています。

人材獲得には力を入れていますが、内容的に魅力のある仕事なので、そこをアピールしています。みんなやる気が出る、不安のないスタイルで仕事が出来ます。要は自分の意志で自分のやりたいことが出来る会社ですね。透明で分かりやすく、徹底的に合理的なスタイルでやっています。そういう意味で社内は風通しのいい会社で、みんな頑張ってくれています。しっかりした会社になって、得意分野でクライアントを持ち、着実に進めて行きたいと思っています。

直近の目標としては売上を毎年1.5倍づつ増やしていきたいと考えています。あと3年ぐらいで売上げを10億超えるようにしていく予定です。そして、次の段階では株式公開が出来ればと思っています。画像処理の技術や、開発のノウハウ、中国の会社との連携など、弊社の製品をもっと広げていきたいですね。あとは上場することで、さらにビジネスチャンスを広げ、社員が会社に対してプライドを持って働いてくれるようになればと思います。

製品の差別化は徹底的に行っており、どこにでもあるような会社にはなりたくないと思っています。収益はまだまだですが、我々の技術の為に先行投資しています。設立当時からこの方針は変わっていません。

私の夢は、私がいなくても会社が自動的に動くことです。自分がいなくても会社が回っている状態になったら中国に行きます。それが夢といえば、夢ですね。それに向かって、透明で合理的で、とにかく自力で動くような組織作りを頑張っているところです。中国の会社が日本に作る時にお手伝いをするとか、日本の会社が中国に作る時にお手伝いをするとか、日本と中国の相互発展のために貢献出来たら嬉しいですね。