株式会社キュードーガ

弊社の「qdoga」サービスをASPの形で提供しております。動画の素材をコンピューターファイルで用意していただければ、そのファイルをWEBから登録するだけで、QRコードやURLが自動発行されます。それをチラシやメールなどに掲載して、携帯電話で動画再生をする環境を提供するサービスを行なっています。
動画再生ページからは、購入申し込みフォームや資料問い合わせフォームへの誘導が可能となります。メリットとしては、紙と連動した携帯向け動画という魅力あるモバイルマーケティングが行なえるという点になります。

現在広告媒体のあちこちでQRコードが見られるようになっていますが、実際にクリックするとその会社のトップページのサイトが出てくるだけという場合が多いですよね。PCサイトの広告ですと、きちんとしたランディングページを作って、お客様の欲求に答えるような迎え方ができますが、携帯だとそれがうまくできないのが現状です。
弊社の「qdoga」サービスでは、動画を見せることによってマーケティングのツールとして使えますし、もうひとつの大きなメリットとして、効果測定が行なえる点があります。
また、携帯電話で動画を配信するためにはサーバーの準備などの必要がありますが、そのようなシステム周りはすべて弊社が請け負うという形になります。動画素材を準備してご登録していただくだけで、残りの環境はすべて弊社がご用意させていただくわけです。
弊社のお客様は、モバイルコンテンツサービスを行なうか検討されているお客様、もしくはモバイルコンテンツを宣伝するのに適した紙媒体を発行している、あるいは紙媒体に出稿されているお客様が多いですね。広告代理店や印刷業者様など、また、WEB系のコンテンツ作成業者様、運営代行業者様などに、新しい動画を使った付加価値を与えるサービスとして、「qdoga」をご利用して頂いております。

私はPC分野で仕事をしておりましたが、いまや携帯電話は、パソコンよりも普及しているインターネット・ツールになっています。携帯電話はひとり１台というのは、パソコン以上に普及しているわけです。個人ユーザにしっかり結びついている端末としての携帯端末を活かしたサービスに着目しました。

「インターネットの世界は広いが、個人の行動範囲には限りがある」。これは昔から私が思っている持論なのですが、ネットも紙媒体も関係なく、どうやって個人の方に対して、生活圏内に入っていける物や情報を提供できるか。そう考えたときに携帯電話は、個人が物や情報にとても繋がりやすい媒体だと思います。リアルとネットワークと結びつけ、お客様の生活圏内に入るためのサービスを提供したいと思ったのです。

私が就職したのは2000年ですから、まさにITベンチャーが急成長する時代でした。その会社もベンチャーだった事もありますが、仕事をしながら思ったことは、やはり自分で事業を起こしたいということでした。その後、ECコンサルタント、WEB開発や制作、サービスのプロデュースなど、様々な分野の仕事をさせて頂いている間に、マーケティングツールとしての携帯電話向け動画配信サービスを考えました。技術的には新しいシステムではありませんが、料金体系や技術の組み合わせを重視しているサービスが他社にはなかったことと、携帯電話サービス事業の市場が伸びている点を考え、思い切って起業しました。

携帯動画再生サービスをさらに広げていきたいと思っています。QRコードを読み込んで何かをする、携帯電話で動画を見るなど、この行為自体が広まるようにしていきたいのが第１です。
ネットワークだけ、紙媒体だけではない繋がりが生まれるようにしていきたいと思っています。

携帯動画を見るのが完全に一般化するのは３年後くらいになるのではないかと予測しています。ですから、弊社の事業モデル自体の転換期も３年後にはやってくると思います。現在はB to Bのお客さまが中心ですが、そこまでには個人のお客様や、B to Cのお客様へ向けたサービスを展開していきたいと思っています。

経営者的なIPOを目指すのではなく、単純に面白いサービスを提供していける会社でありたい。利益を上げることはもちろん大事ですが、きちんと会社を運営できてしかも面白いサービスを提供していければよいと思っています。