株式会社リスク・マネッジ

弊社は、企業様のリスク管理の専門会社です。あらゆる外的リスクに対する備えと、その備えが機能しているかどうかの検証・監査、また従業員様の研修・教育という形で、企業様を取り巻くリスクに関して、コンサルティング、研修、運用状況の監査、この3つのサービス分野を行なっています。

　企業様を取り巻くリスクにはさまざまなリスクがありますが、地震などの外的脅威もその一つになります。地震などで危機管理が必要になった場合のBCP（Business Continuity Plan：事業継続計画）と、その際にITシステム上のデータを継続可能にするITソリューションのDR（Disaster Recovery）の両方を含めて、BCM＝ビジネス・コンティニュイティ・マネジメントというカテゴリーでサービスさせていだいております。

また、企業様の情報資産を適切に管理する情報セキュリティや、J-SOX内部統制に対応するリスクもあります。これらのリスクに関しましては、ISO27001、プライバシーマークなどの情報セキュリティ認証取得ご支援コンサルティング、また、J-SOX対応内部統制の構築、あるいは、情報セキュリティ監査、J-SOX対応内部統制監査サービスを行なっております。
内部統制の中で特にITに特化したIT統制のサービスもございます。IT統制の仕組みの一つでありますITIL、ISO20000へのご支援も行なっております。

弊社の特徴の一つといたしまして、それぞれの分野を一社でワンストップショップの形でサービスのご提供を行なっておりますので、ISO27001の認証取得コンサルティングのサービスをご利用後、翌年以降に情報セキュリティに関してはISO27001のフレームワークを活用した形で、追加でIT統制、内部統制のコンサルティングサービスをご利用いただきますことが可能でございます。

情報セキュリティは、大手企業様が、お取引条件として大手企業様と同じ仕組みを、系列企業様へ求めるようになってきておりますので、弊社では従業員様10名様以下の企業様から数万名様の企業様まで、業態の違いに関わらずサービスをご提供させていただいております。

もう一つの弊社のサービスとして、SaaS (software as a service)サービス形態の「楽々ISO27001」という情報セキュリティの新しいポータルサイトのサービスを始めたところです。弊社ホームページからお問い合わせいただけますと、期間限定のお試し版のご利用が可能です。

「楽々ISO27001」のサービスは、年間ご契約をいただいたお客様が、お客様社内のお手持ちのパソコンのWebブラウザのIE、Firefox、Operaなどから弊社のサーバーにアクセスしていただきます。ISO27001の社内の構築・運用に対して、情報資産の洗い出しからリスク分析、リスク対応、管理策の選択、文書化、文書管理の一連の作業のパラメータを変えるだけで、いろいろな状況をシュミレーションし、条件が決まった段階でMS Office 2003のワード、エクセルなどのそれぞれに必要なファイルフォーマットで出力されるという、情報セキュリティの運用ご支援サービスになります。お客様はISO27001の運用要員、及びコストを最小化できますと同時に、ご担当者様の力量に左右されない品質の確保が可能でございます。
このサービスは今、特許を6件申請しておりまして、日本で始めての内容のサービスでございます。

私は前職の日本IBMで、ITシステムの災害対策の開発を担当しておりました。IBMはグローバルな展開をしておりましたので、海外と比べると日本のリスク管理はこれからの状況だと痛感いたしました。
今後、企業を取り巻くリスクはさらに複雑化、高度化して参りますので、企業様の事業継続を可能にできますように、企業様のリスク管理のお手伝いのサービスを行ないたいという思いで、ITのリスク管理の部分から情報セキュリティ、IT統制、内部統制、事業継続など、リスク管理全般のサービスに広げていく形で起業いたしました。

自然災害や法令違反などリスク管理の対応を誤りますと、会社の存続も危うくする事例が出てきております。弊社のサービスをご利用いただきますことで、そのリスクを最小化することにつながります。
また、事業継続マネジメント(BCM)という分野は、日本で一部の企業様が取り組みを行なっていらっしゃるような、まだ白紙に近い状態です。
事業継続計画(BCP)の策定と合わせまして、ITシステム上のお客様固有のデータの災害対策も合わせて対応が必要になります。
ITシステムの災害対策ソリューションの導入には、現在のところ、大規模な場合、数億円以上の多額の投資が必要になります。大企業様でなければなかなかご対応できない状況です。そこで私どもでは、中堅、中小企業様でもご対応いただけますような、ご負担の少ないコストで導入できる仕組みを開発し、その仕組みを日本に普及させたいという想いで会社を始めました。

IT業界は、今までは、たとえばERPソフトやITシステムのダウンサイジングなどが支えておりましたが、10年後のIT業界を支えている分野の一つに、この事業継続(災害対策)がなり得ると思っております。
IT分野以外でも、BCPはまだ日本でほとんど普及しておりませんが、イギリスでは上場企業様の7割がすでにBCP策定済みであり、企業間の取引でもBCPを策定していなければ取引を行なわない、あるいは就職の際にも、BCPを構築している企業でなければ就職しないという環境ができております。
日本企業が海外とのお取引が増えていきますと、必然的にそういう要素が求められるようになって参りますので、今後の10年間でこの分野へのニーズは高まってくると思っております。

弊社は、さまざまなリスクに対するサービスを行なっておりますが、特に、事業継続に関して、事業継続コンサルティング会社という、日本にはない新しいビジネスモデルを具現化したいとの想いがあります。
たとえば、企業様が事業継続の必要性を感じられましたときに、お取引のありますITベンダー様やコンサルティング会社様にお声掛けをされるのが一般的ですが、事業継続に対してのお客様との窓口になるコンサルティング会社にお声掛けをいただきます。事業継続コンサルティング会社は、事業継続の専門会社で、BCP、ITシステムのDR(災害対策)ソリューション、事業継続マネジメントシステム(BCMS)を最適に組み合わせて、お客様が必要とされる事業継続を最小の投資コストで最大の効果が得られるご支援を行ないます。

事業継続コンサルティング会社は、ご依頼をいただきました企業様のビジネスのリスク分析（BIA：ビジネスインパクト分析）を行ないます。BIAの結果を元に、IT対応に関しましては、このIT部門にはAベンダー様のこのソリューション、この部分にはBベンダー様のこのソリューション、あるいはIT以外のこの部分にはこういう仕組みを導入することによって、その企業様にとって最小のコストで最大の運用パフォーマンスを得られるような事業継続の設計図を作ります。その設計図を元に、各ベンダー様やコンサルティング会社様が参画されるような新しいビジネスモデルを考えています。
以上のような事業継続コンサルティング会社のビジネスモデルができましたら、今後時間をかけて日本の市場の中で認知いただけますようにしていきたいと思っております。

5年後に東証マザースへの上場ができればと考えております。上場することによって、弊社だけでなく、この業界全体の認知度をアップさせたいと思っております。

また、弊社では、amazonなどでこの分野の著書が少ないことから、100ページの日米欧の「BCM最新動向レポート」を作成しました。BCMの日米欧の政府関係様の取り組み、民間企業様の取り組み事例をご紹介しております。この内容をベースに本を出版する計画もあります。また、啓蒙活動の一環で無料セミナーも行なっております。

情報セキュリティに関しては、企業の機密情報が漏洩して知的所有財産の損失として多大な損害を被るということもありますので、自社の情報資産を守ると同時に、お客様からお預かりしております情報資産の適切な管理、企業を守る、あるいは企業価値を高めるという意味合いからも、必要なことだと感じております。

企業様のリスク管理は一つでも失敗事例がありますと信頼が失われますので、すべてのサービスにおいて、お客様の要求以上のアウトプットでご満足いただけますサービスを目指しております。

企業様がリスク管理の対応を考えられましたときに、まずはリスク・マネッジにお問い合わせをしてみようと思っていただけます企業になりますのが長期的な目標でございます。最終的には、企業様自身の競争力を高めて、リスク管理投資が企業様にとりまして後ろ向きの投資ではなく、利益につながりますお手伝いができましたらと思っております。

また、一度弊社のサービスをご利用いただきましたお客様が、再度、弊社にご用命いただけますような企業を目指しております。

企業様がご理解いただけますコストで、しかもご満足以上のサービスを、継続的にワンストップショップの形でご提供できるような仕組みを作りたいというのが目標でございます。