株式会社ニューエイジ

大学卒業後、GMOインターネットというドメインやサーバーを扱う大手企業で営業をしていたのですが、たまたま「Urahara.jp」というドメインを取って趣味でHPを作っていましたが、それが人気になって、広告で収益を上げられるようになったことが、ひとつのきっかけです。広告収入が毎月の給料を超えるか超えないかぐらいの時、上司に「独立してみたい」と相談して、起業に至りました。自分のやりたいことで食べることが出来たらいいなという漠然とした考え方から起業しているので、他のIT系のベンチャー企業と弊社は毛色が違う感じがしています。

まだまだ始まったばかりです。３年やってみて、ようやく何を目指していたのかが見えてきたところです。来期からの動きは明確に見えていまして、今の人数と業務で最大限の売上を上げ、後は人材ということになると思います。

収益は、「Urahara.jp」・「unbar」それぞれどちらも上がっていて、「unbar」の方は2006年3月からの新規立ち上げです。広告は「Urahara.jp」の方がとれていて、物販は「unbar」の伸び率がいいという状況です。
元々プッシュで営業をしていましたが、現在は、媒体を作ること、広告代理店との関係をしっかり押さえていきたいと考えています。「unbar」は、ファッション情報がWebサイト上で無料で手に入るというコンセプトでやっていましてとても好評です。物販も必要なので、「アンバーストア」という物販サイトも運営しています。

「Urahara.jp」は飽和している気がしていますので、これからは「unbar」に期待しています。スタッフにファッション誌のスタッフがいますし、土地柄、ストリートファッションは得意分野なのでユーザーをうまく抱え込みたいと思っています。

サイトのお客さんは都内の方が多く、地方でも大阪名古屋福岡札幌などの大都市圏です。PVは「Urahara.jp」が100万PVぐらいで、ユニークユーザーは40万ぐらいです。あまり読み物的なものがないので情報検索して、商品を探して帰ってしまうお客さんが多いようです。「unbar」は逆にユニークは少ないですが、読み進むような作りになっているので、今後の発展が期待できます。

元々、裏原宿という場所自体が大学時からの趣味なので、雑誌とか読んでカッコよく働けたらいいな、とか、モデルさんとかデザイナーさんとかに会えたらいいなというミーハーな気持ちもあって起業しています。
原宿は、服を作って好きに生きている人が多い地域です。弊社はPCを使い、ITと服を融合して、お互いにメリットがあるスキームでシナジーを生み出したいと考えています。原宿という地場に根ざして、ニューエイジに相談すればうまく媒体とか使ってやってくれる、そんな実績と評判の持てる会社になりたいと思います。

起業して３年目なので、弊社がやるべきことが、やっと分かってきたような気がするので、アンバーを使い、弊社にとって良いビジネスモデルを作りたいと考えています。ファッション雑誌に出ている情報が無料でPCや携帯ですぐに読めるようにしたいですね。20代前後ぐらいがターゲットなのですが、イメージは渋谷よりも原宿に特化している感じの媒体です。上手くシェアを作って、このジャンルを増やしていこうと考えています。原宿の情報だったら「『unbar』見れば載っているよね」、みたいに若者の認知度を上げていくのが目標です。会社としては売上げ目標がありますが、描いている企業の姿としては『若者は知っている』みたいな存在になりたいと思っています。