サンコー株式会社

パソコンの周辺機器の製造や販売を行っています。販売は秋葉原や日本橋にある店舗で売るほかに、インターネットでも販売をしています。初めは、輸入販売という形で海外のユニークな商品を輸入し、販売していたのですが、現在では中国に支社を作り、自社で商品の開発も行っています。弊社では、決まったものをずっと作るという形のメーカーではなく、多様なものを作っていくという形で開発を行っています。支社があるので、面白いアイディアが浮かんだらすぐにその開発に取り掛かることができ、これが強みにもなっています。

まず、海外のパソコンの周辺機器を輸入する会社に在籍していたのですが、CD-Rやカードリーダなどのありきたりなものしか取り扱っていなかったので、もうちょっと変わったものがあってもいい、ニッチだとしてもそこにマーケットはあるのではないかと思いまして、退職を機に従来のパソコン周辺機器とは変わったものを取り扱う通販サイトを立ち上げました。最初は、ネットサーフィンをしてユニークな商品を見つけたら問い合わせをしてそれを輸入し、販売していくという形で事業を行っていました。

現在は輸入販売の事業とメーカーとしての事業をどちらもやっているのですが、やはり一番の思いとしては、製造や企画を進め、メーカーとしての認知度をあげ、メーカーとしての立ち位置を築きたいです。ただ、開発のためにはお金も必要ですし、売るための販路の構築も必要なので徐々にメーカーという立場を獲得していきたいと考えています。弊社がユニークな商品を作っているということは弊社が取引させていただきたい会社には大体
認知していただいているので、商品を実際に買っていただける、エンドユーザーに対する
PRを進めていくことが重要だと思います。そこで営業の面が少し弱いので、販売パートナーとして他社と組んでいき、営業力を補強したいと思っています。

先日、香港のイベントでブースを構えたところ海外の方から自社商品に対して好評を頂いたので海外展開というものを考えています。まず、日本で英語のサイトを作り、そこで販売を行っていくということを考えたのですが、時間もかかりますし、送料などのコストもかかるので、やはり現地に法人を作っていくことが必要だと気づき、既にアメリカに法人を作りました。物流に関しては現地の法人で行っていこうと思っていまして、仕組み、流れもできてきているので近いうちに初めて行きたいと考えています。また、ネット販売だけでなく、直営店の拡大も並行して行っていき、現在、秋葉原に2店舗、池袋に1店舗、日本橋に1店舗直営店があります。

いろいろなものを作ってくるなかで、パソコンは汎用性も高いですし、可能性も限りないのに、まだまだ活用度が低いと思ったので、弊社が新しい商品を作ることによって、その可能性を広げていきたいと思っています。そのことを通じてお客様の生活の向上、パソコンの利便性の向上に貢献したいと思っています。