株式会社へリックス

当社が扱っている商品は3次元のCGソフトです。
ただ、価格がおおよそ1本1千万円ぐらいするので、買える会社がどうしても限られてきます。
そこで、当社が考えているビジネスは3Dのデータを後ろの行程に持って行って、それをマーケティングや販売に役立てるビジネスです。この部分のビジネスは、いま一番必要とされているのではないかと考えています。
先ほど、クライアントが限られると申しましたが、その中に自動車メーカーがありまして、自動車メーカーは動くお金が違っており、自動車メーカー向けの取引にて、事業を伸ばして安定をしてきた感じです。

私たちが扱っているCADソフトは元々ドイツのソフトで、RTTというものです。レンダリングといって、CADデータをそれらしく見せる技術です。
簡単に言うと、設計データを元にCGを作るソフトであり、これまでは自動車メーカーのデザイナーがレビュー用のツールとしてだけ、使われていました。
ただ、単なるレビューだけに使うのはもったいないわけで、この出来上がったCGをマーケティングの工程に持ち込んで再利用するといいのではないかという事で、当社のビジネスが展開しています。
例えば、出来上がったCGをカタログだったり、Webだったり、ムービーだったりに利用し、繰り返し、繰り返し使うという手法です。
つまり、単純にソフトを売るだけでは1回売って終わるビジネスになってしまいますので、ソフト販売後のコンテンツに絡むことが現在取り組んでいるビジネスです。

私がふとしたきっかけで入社した会社の社長が、Autodeskといいまして、二次元CADのデファクトの創業者だった方でした。結果、CADといった製品に関わることになったわけです。
ただ、そもそも独立志向が強かったわけではないく、サラリーマンとして働いている中で、色々と思うところもありまして、自分でやった方が早いなと思ったのが起業のきっかけといえます。

国内のメーカーを攻めていきます。特にマーケティングの所まで関わっていくサービスをしたいと考えています。
また、自動車メーカー以外にも、飛行機とか船や高級アパレルメーカーなど、幅広いクライアントを獲得していくことが成長の鍵と考えています。

先ほど触れましたファッションとかアパレルの世界では、現在3Dデータは無く、いまだ型紙の世界です。そんな未開拓のマーケットに対して、クライアントへCGを見せて提案し啓蒙を行って、開拓していきたいと考えています。
また、Webのマーケットは、まだ新しいメディアで未だ未開拓の分野なので、このマーケットも狙って行きたいと考えています。