ビジネスコーチ株式会社

「組織改革」と「真のビジネスリーダーを育成」するためのマネジメントシステムが、弊社のビジネスコーチングです。
弊社では、私たちが日本で培ってきた実践的なコーチングノウハウと、アメリカ最先端のビジネスコーチングを融合し、日本の企業にとって最も有効となるビジネスコーチング・プログラムを開発しました。
その独自プログラムを基に、ビジネスコーチング･コンサルティング、ビジネスコーチング研修、ビジネスコーチスクールなどのさまざまなサービス提供を行なっています。

会社の社長となる人たちには、社外調整力に優れた人たち、グローバルなところに導く人たちなど、さまざま社長がいます。しかし、前年と同じことをしていたら会社は死んでしまうのです。常に先を見て、新たな事業展開を仕掛けていく人がリーダーに適しています。会社を伸ばし、人を伸ばすためには、アグレッシブな人が社長になるべきです。そうすると会社は元気になります。 人間は自分の頭しか持っていません。そして、自分のことを正しいと思っています。だからこそ、ビジネスコーチという第三者がニュートラルな視点を持って企業にかかわることで、経営者やリーダーが健全になります。キーワードは”自己否定”です。「本当に今までの自分でいいのか？」と自省しながら、常に自分を変えていこうという思考を持つこと。そして、自分を客観的に見ること。これがビジネスコーチングの重要なポイントです。

1980年に大学を卒業して、セゾングループのセゾン生命保険株式会社に入社しました。北海道札幌営業所に配属され、入社２年目で全国11位、３年目・５年目で全国５位という営業成績を上げ、入社６年目にはマネージャーになりました。マネージャーになってからは、自分の未熟さが出て、今振り返れば、結果を出さない人間を見下していたと思います。営業所全体では短期間で業績を上げることはできましたが、辞めていく部下も多かった。マネージャーとしての自分の力量に問題があるのだろうかと悩み、松下幸之助さんや船井幸雄さんなどあらゆる経営書を読みましたね。
九州に配属されたのを機に、謙虚な心を持つように努めました。独断ではなくみんなでよい仕事をしようと思い直し、周囲の話を聞くようになりました。その成果もあったと思うのですが、福岡支社では３年間で売上400％を達成し、最年少で営業部の次長になったのです。そうなると人間、横柄になってしまうものなのですね。ある日、女性部下から「細川さんは福岡に赴任してきた当初は、謙虚でみんなに愛される素晴らしい人だったのに、今の細川さんは横柄で非常に野蛮です。昔の細川さんに戻ってください」という手紙をもらいました。その手紙を読んだときは腹立たしく思ったのですが、３日間眠れずに思い悩みました。が、ふと「これはありがたい話なんだ」と考え直し、手紙をくれた女性部下に謙虚にお詫びしました。そして今までの行動を改め、みんなの話を聞くようになったら、支社の売上がますます伸びていきました。

その後、売上数字が落ちていた東京の立て直しのために、会社で一番大きな営業所を任されました。本社の本店並みの大きさの営業所を作り、優秀な営業マンたちを集めて売上成績も飛躍的に伸ばすことができました。 しかし1997年に日本中の生命保険会社が次々と倒産し、銀行も破綻していきました。そのころセゾングループもマスコミに叩かれ、私が管轄していた部署の売上が急激に落ちていきました。そのときに出会ったのがコーチングだったのです。

業績を上げるために、みんなで仕事の改善を考え、社員全員で行動変革を起こそうと常に話し合い、成績を上げることができたのです。生産性も一人当たり前年比300％となり、コーチングを使った採用を行なった時は前年度比180％でした。これが現在の弊社のビジネスコーチングの原点です。 ですが、周知のとおりセゾン生命は2002年にＧＥグループに吸収合併されました。それで、ちょうどいい時期だなと思い、起業することにしたのです。
会社とは、素晴らしい経営者によって変わるものです。私の尊敬する経営者であるクレディセゾンの竹内敏雄 元社長は、人間力が素晴らしく、経営力も素晴らしく、厳しさもある方です。私は２年間竹内社長の下で仕事をさせてもらったことが大変よい経験となりました。 弊社、最高顧問の大滝哲男氏も尊敬しています。元セゾン生命社長でいらっしゃったこともあり、いろいろと学ばせていただいております。

弊社では現在、ピーター・F・ドラッカー財団の理事であったマーシャル・ゴールドスミス氏から弊社が運営するスクールの推薦をいただきました。2008年10月に日本に彼を迎え、経営者の方々に向けて、グローバルな次世代リーダーを作るというセミナーを開催する予定です。若いリーダーの自己啓発の契機になってくれればよいと思っています。
また、弊社には、エグゼクティブ開発やリーダー開発、エグゼクティブコーチングをしているゴールドスミス氏のコンテンツがあります。このコンテンツを活用しながら、世界最高レベルのビジネスコーチングのテクノロジーを日本にも普及させていきたいと思っています。

「１社に１人のビジネスコーチ」、これが夢です。社長がビジネスコーチになり、会社を発展させていく。あるいはマネージャークラスがビジネスコーチになって自社を発展させていくような日本社会を作っていきたいですね。
最近の新たな傾向としては、弊社が運営するスクールに、コンサルタントの方が多く参加なさっています。営業コンサルタントやPRコンサルタントの方、公認会計士の方もいます。コンサルタントの方がビジネスコーチングを学び、自分の事務所を発展させる。あるいはクライアント先を発展させる。そうすることで、日本経済全体が発展します。そのためにもビジネスコーチングをいろいろな会社に紹介していきたいと思っています。

一方で今の段階では弊社はあまり社員を増やそうとは思っていません。弊社のスクールを卒業したビジネスコーチの方々が我々のパートナーであり、仲間であると思っています。スクールを卒業する人たちが増え、社会によい影響を与え続けるコーチがどんどん増えていくことが希望です。

自分が持っていない能力を持っている人とチームを組んでください。自分にないものを持っている人とチームを組むことにより、あなたの力の何十倍ものパワーを出すことができます。自分の能力開発には、人からの影響が拍車をかけます。自分にないものを持っている人とパートナーを組み、いろいろなことを一緒に行なうと自分自身の成長も早くなります。成長したいと思ったら、自分と異質な人たちとの交流を深めてください。