株式会社早稲田ルースター

弊社の事業内容はマーケティング、人材コンサルティング、プランニングの３つです。
マーケティング事業では、主に若年層向けの新商品・サービスの展開へ向けたターゲットの意識調査や定点観測を行なっています。一人暮らしか、家族同居か、理系学生か文系学生かなど細分化したセグメンテーションをもとに、新商品開発に的確なアドバイスを提供します。弊社のデータベースから全国50〜60校の大学生に向けマーケティングを実施しています。日本中の大学生にマーケティングを行なえるということが弊社の強みです。

人材コンサルティング事業では、事業拡大中のベンチャー企業様・新卒採用に踏み切る中小企業様はもちろん、さらに新卒枠を拡大したい大企業様向けに、的確な採用戦略をご提供しています。説明会の開催やインターンシッププログラムの開発などを通じて 持続的な発展・成長を遂げるための支援を行なっています。通常の採用コンサルティングに加えて、ユニークな試みとしては昨年は、体育会系限定マッチング「アメフト部 VS 商社の人事」というイベントを開催しました。商社のイメージはなかなか掴めないので、どのような仕事をしているのかなどの説明や、ご飯を一緒に食べながら交流し、最終的には応募・エントリーシートの作成につなげていきます。このようなイベントや説明会などは少人数制を心がけています。少人数の新卒採用に特化しています。

プランニング事業では、プランナーとして、地域ブランディングや町作り事業のサポートを行なっています。 大学出身ベンチャーとしてのネットワークをもとに、小学生向け理数教育リテラシー向上事業から、広域行政圏を超えての町作り事業企画及び実行まで、幅広い企画制作を行なっています。

大学（早稲田大学政治経済学部）２年生のときに「ユニスト」というメディアサークルを作ったのです。北海道大学から琉球大学まで日本中の大学が集合したポータルサイトを運営し、私は代表幹事をしていました。このサイト運営を通じて企業各社から学生の消費動向を対象にしたマーケティングの案件をいくつか頂き、大学生向けの営業マーケティングや広告宣伝が事業として可能になり、2002年に株式会社早稲田ルースターを設立しました。 　おりしも早大にはベンチャー企業養成講座があり、そこで講義をしていた株式会社ノジマの野島廣司社長が私に目をかけてくださり、「会社にして手広くやってみたら」というアドバイスをいただいたことも、起業の契機となりました。
野島社長自身も小さな電器屋を1代で年商1000億円までの大企業に育てあげた方です。野島社長には、実際の法人登記までの道程やベンチャーを経営する気構え、人を育てることの大切さなどを教えていただきました。法人化に当たっては、大学のゼミやサークルにいた３人のメンバーが資本金を持ち寄りました。現在、正社員は３人、それ以外はパートとアルバイト、インターン中心です。

「ネットワーク多摩」という社団法人をご存知ですか。ご当地検定が流行っている昨今ですが、ただ検定を受けてもらうだけではなく、検定を受けた人材を地域活動につなげて活躍してもらうためのまちづくり検定「多摩・武蔵野検定」をこの法人で行うことになりました。いま郊外の町では単純なイベントなどを行なっても、なかなか人が集まりません。しかし検定など知識を問うような入口を用意して工夫すると、とたんに各地から手が挙がります。検定合格者を対象に各地でさらなる研修を実施したうえで、地域の夏祭り実行委員会や各NPOに人材としてマッチングを行います。いわゆる「まちづくりのための人材育成検定」という人材輩出の仕組みがこの検定のユニークなところです。 　
立川にネットワーク多摩のオフィスがあるため、弊社はコンサルタントとして同オフィスで企画営業や広報のお手伝いをしております。

「多摩・武蔵野検定」などまちづくり検定事業の定着です。検定事業を通じて地域に人材を輩出しくことで従来の新卒や学生だけではなく、もう少し広い意味での人材、「人づくり」というヒューマンリソースの市場を開拓していきたいと思っています。まずはこの地域で検定を成功させることがロールモデルの確立につながるでしょう。
知のミュージアム　多摩・武蔵野検定
・主催　社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩
・2008年10月26日（日）第一回検定試験開催
・公式ウェブサイト　www.tamakentei.jp
・「多摩・武蔵野検定公式テキスト（ダイヤモンド社）」も有名書店で大好評発売中。

戦後60年間、日本の国民は猛烈に働いて来ました。しかしここのところ、猛烈に働く以外の価値観があってもいいのではないかと、社会の雰囲気は変わりつつあります。経済的成功が人生の成功と同じではないということを、声をあげて言えるようになってきました。これからは仕事だけではなく自分の住む町やコミュニティに、自分がどう関わっていくのかという問題提起が行なわれていく状況にあると思います。
収入とやりがいをビジネス以外の方向から提供できれば、このトレンドの中で地域社会はもう一度活性化するはず。まちづくり検定事業を通して地域おこしが盛り上がればいいし、弊社はその助けをしていきたい。多摩は都心に非常に近く、教育水準も高いし、お金もあります。これだけの条件がそろっている地域はなかなかありません。この恵まれたインフラを活かして「コミュニティービジネスの最先端のまち」にできれば面白いですね。

巨大なタイタニックに全員が乗り込み、目標に向かって一連托生という日本社会の在り方に代わって、多様な価値観が共存する社会を作っていきたいです。そういう社会作りに、自分のやっている仕事が寄与できればいいなと。
どんなに大事な仕事に取り組んでいても、働き続けて過労死することが人生の目的でしょうか？　人身事故で電車が止まるたびに、なんだか胸が張り裂けそうになります。確かに毎日大変だけれど、その道を選ぶことはないじゃないか。この社会は毎日何百人もの人柱を必要とするのだろうか、と。
いろんな価値観があっていい。その価値観に従って生きていける社会。
私個人の夢は、このベンチャーの世界でしっかりとビジネスや民間の発想力を学んだ上で、上記を達成するため政治の世界に飛び出していきたい。日本のビジネスは一流です。だからこそ、これからはビジネスから政治に人材がシフトしていくべきではありませんか。
新しい公共事業や新しい行政、本当に生きやすい日本を（私自身も含め）、ベンチャー企業家たちが作っていけたら、この国の未来はもっともっと明るくなりますよね。