株式会社マハロー

弊社では現在、二つのブライダル事業をメインに事業展開しています。ひとつは独身者の出会いの場を提供するコミュニティ・プロデュース事業、もうひとつはウェディング･プロデュース事業です。

コミュニティ・プロデュース事業では、若い独身の皆様へ出会いの場を提供する「Team MAHALO」を展開しています。「Team MAHALO」の特徴は、ネット上での出会いは一切せずに、“実際に顔合わせによる”、しかも“何度も顔を合わせる”リアルな出会いの場をプロデュースしている点です。
現在全国で約4000社の結婚情報サービスがあると言われていますが、ほとんどはネット上での写真やプロフィールでのマッチングに移りつつあります。ですが、そこにはネットの匿名性ゆえのさまざま問題があり、実際に出会いや結婚につながらないという現状が多々あります。それよりも何よりも、私は人生の伴侶を、ネットで顔写真と年収などのプロフィールをもとに選ぶという考え方に、大きな抵抗を感じています。

「Team MAHALO」は絶対に顔を合わすことを前提条件にしておりますが、デジタルな時代だからこそ、顔と顔を合わせる人間本来の出会いが大切だと考えています。なおかつ何度も顔を合わせることに力を入れておりますが、一度では相手のことをなかなか理解できませんし、一度カップルになりかけた方でも、もう一度会って確かめたいというご意見が多く、そしてそれはごく自然なご要望だと感じています。「何度も顔を合わせる」というシステム、非常にシンプルで当り前のようにありそうですが、今までどこにもない、弊社だけの最大の特徴です。

もう一つのウェディング・プロデュース事業では、「出張型ウェディング」や、基本的に50歳以上の方をお客様にした「ハッピー・セレモニー」というサービスを提供させていただいています。若いころに入籍だけして結婚式を挙げていない方や、中高年になられて再婚した方、老人ホームで出会ったカップルなど、挙式やセレモニーをしていないシニアの方々はたくさんいらっしゃいます。またつい先日には、お若いお二人が、老人ホームにいる祖父母様に晴れ姿をご披露するために、あえて老人ホームで結婚式を実現された、とても素敵なカップルもいらっしゃいました。そういう方々のセレモニーをお手伝いさせていただくのが、弊社のウェディング・プロデュース事業です。

弊社ではこの2本柱の事業と関連する形で、ネットでのセレクトショップも運営しています。マハローとはハワイ語で「ありがとう」を意味しますので、ネットショップの「MAHALOセレクトショップ」では、自分のまわりの家族や仲間にプレゼントした時に心から「ありがとう」と言ってもらえることをコンセプトに、自信のある贈答商品にこだわって販売しています。マハローらしい特別な商品を幅広くセレクトして、食の安全にこだわった「飛騨醸造蔵元ありがとう醤油」なども販売しています。

「素敵な彼や彼女を紹介してよ」と言われた事はありませんか？　または言ったことは？どなたでも、かなりの高い確率で経験があるのではないでしょうか。それだけこの市場には需要があると感じています。
結婚は人生においてかけがえのない素晴らしいこと。でも「出会いの場」が少ない現状。であれば、より安心できる「出会いの場」を、ウェディングのプロである我々がプロデュースしよう！　というシンプルな目的が、スタートしたきっかけです。

「Team MAHALO」は弊社コミュニティの総称となっており、その中にグルメ好きやスポーツ好きなど、各カテゴリーに分かれた小規模のコミュニティ・チームがたくさんあります。たとえばゴルフを通じて知り合いたいというゴルフチームがあり、初回は20名ほどのメンバーが参加されましたが、その方々が最初はゴルフバーや練習場で出会います。次にゴルフ場のショートコースで再び会い、さらに最終的には本コースを一緒に回る。そうやって何度も顔を合わせながら少しずつその方を深く知っていくのです。
勘違いしてはいけないのが、入籍は素晴らしいことですが、それは楽しく幸せな結婚生活があるからこそ。でなければ結婚する意味がありません。たった一度だけでその方との結婚生活まで判断できる確率は低く、強引なお見合いや、ネットでの出会いで結婚させることが最良の答えとは私は思えません。何度も顔を合わせることで、お互いの一面を発見できる付加価値の高い「出会いの場」を提供します。

「Team MAHALO」はあくまで結婚を視野に入れているメンバーの集まりで、安心のメンバーだけに入会して頂くためにも厳しい審査があります。一つは住所や独身証明書など書類審査。二つ目は月額一万五百円の有料制。高いとお感じの方もいらっしゃいますが、業界ではかなりの低価格であり、習い事程度のリーズナブルなお値段に設定しています。三つ目は紹介制で、メンバーの知り合いの人しか入会できません。メンバーからの紹介を得られない入会希望者に対しては、私自身が直に面談して入会審査を行います。
入会審査はありますが、イベント事体はスポーツやグルメなど様々なジャンルがあり、堅苦しいお見合いパーティではなく気軽な感じだから行きやすい、というご意見が多く、それも「Team MAHALO」らしさだと思います。

大手からお見合い相談所まで、いわゆる結婚情報サービスは、異性が苦手な方やモテナイ方が集まるというマイナスイメージが必ずありますが、「Team MAHALO」ではこれを絶対に払拭したい。あえて顔を合わせるスタイルである「Team MAHALO」のメンバーは自然と自分に自信のある方ばかりが集まります。
「Team MAHALO」は言わば、モテる方々の出会いコミュニティを目指しています。ターゲットは仕事が忙しすぎて出会いの機会がなかったり、いろいろな恋愛や離婚を経て次の一歩に腰が重くなっていたりする方々です。これらの方々は異性や恋愛にも慣れ、とても素敵な方が多いと言えます。20代後半から30代になると合コンなどに対して、時間的にも費用的にも無駄を感じ、面倒くさくなり卒業していきますよね。そうすると出会いの場がほとんどなくなる。だからと言って結婚相談所などは嫌だと思っていらっしゃる。そんな30前後の素敵なメンバーが中心となり、20代半ばから40代後半までの素敵な方が集います。この層の方々が集まる仕組みを考えるのにはとても苦労しました。しかしメンバーの皆様とお会いし、目指す姿にどんどん近づいていることを日に日に実感でき、とても嬉しく感じています。
「Team MAHALO」のメンバーは、そのシステムから社交的な方々が多いので、イベントではいわゆる結婚情報サービスなどとは違い、弊社では殊更に演出したカップリングパーティなどはせずに、ゆったりと楽しい自然な出会いの場を提供することに徹しています。

初回パーティでは、一般の方は入れない某所の歴史的建築物でフレンチ・フルコースの食事パーティを開催しました。結婚相談所に20年務めた方にも同席頂いたのですが、いわゆる結婚情報サービスのパーティとは、はじめからコミュニケーションの盛り上がり方が全く違う、と感想を聞いた時にはとても嬉しかったです。

起業の契機としては、運とタイミング、そして度胸かなと感じています。今までのサラリーマン生活の中で、もっと自分の考えるように動かしたいという気持ちや、会社に対してどうしても納得いかないこともあり、会社に文句を言っている暇があったら、自分のやりたいことで勝負してやろう、と決断しました。
そしてもうひとつ、家族ができ息子が生まれたときに、息子にとってカッコいい親父になりたいという気持ちが強くわきおこりました。頑張っている姿や、成功する姿を見せたい、そしてまた息子にもカッコいい親父になってほしい。だから、いわゆる一般的な起業の目的とは根本からちがう、絶対に成功するしかありえません。常にモチベーションにつながる最高のプレッシャーです。

私は、日本オラクル株式会社というITの外資系から、ワタベウェディング株式会社に入り、フェリーチェガーデン日比谷の支配人まで経験させていただきました。全くの異質な経験でしたが、両方の良い面、悪い面を理解できる最高の経験でした。実務面でも管理面でも、サービス内容においても、この経験を最大限に活かした仕組みを作りあげていくことがまず大前提です。

現在は、弊社の事業の2本柱であるウェディング・プロデュースと独身コミュニティ・プロデュースにおいて、ひとつひとつのサービスのクオリティを少しでも上げることに、とにかく注力する時期だと考えています。どちらも今までにない新しいサービスです。告知はしていきますが、今は広告活動ではなく、お客様の口コミによる広がりが最も重要と言えます。
独身者の方が本当に結婚につながる出会いの場をご提供すること、また、心から喜んでくれるウェディング・プロデュースを実現すること。原点であるこの二つに徹していけば、間違いなく広がるはず。実際に身を持って体感しているところです。

「Team MAHALO」の会員の中には、スペシャルメンバーと呼んでいる方々がいます。メンバーをご紹介いただいた既婚者や「Team MAHALO」 卒業カップルなどで、弊社のポリシーに賛同していただいているご協力者の方々です。スペシャルメンバーには、ボランティアで各イベントに参加してもらったり、一緒にコミュニケーションを楽しみながらメンバーをバックアップしてもらったりしています。スペシャルメンバーは社長さんやレストランのオーナーさんなども多数いらっしゃるので、そういう方々との提携も、今後は増やしていきたい。
またメンバーを増やすことに関しては、口コミを待つだけでなく、ご紹介の輪という延長線上で、スペシャルメンバーである社長さんの会社において、福利厚生の一環として独身スタッフの方々にもメンバー登録が可能となるような、法人契約に向けても動いています。

「出会いの場」の提供という一瞬だけでなく、ウェディングのお手伝い、そしてシニア向けの記念日セレモニーまで、新しいウェディングの文化を作り、その方のHAPPY LIFEそのものにお付き合いさせていただくことを目標とし、今後の大きな発展を目指します。

ブライダル事業はサービス業です。発展するためには、お客様に満足してもらう以外ありません。お客様を満足させることに全力を尽くせる方でないと、この業界で働くことは絶対に無理です。新郎新婦の笑顔を見るのが最高に嬉しいという人がブライダル業界では一番適任です。独身者を見て結婚して欲しいと心から思えるような人ですね。

マハローと一緒に成長し、毎日を思いきり楽しめる方。学歴がいいとか、職歴がいいとか、仕事ができるとか、お金が欲しいだけの人はたくさんといます。我々が望むパートナーは、一緒に切磋琢磨できる本気の仲間です。以前、ウェディングスクールで学事長として就職斡旋をしていた経験を活かし、慎重にパートナーを選び、その方々と一緒にマハローを楽しんでいきたいです。

いま私たちはブライダルに関して、新しい文化を作ろうとしています。結婚情報サービスを利用して結婚することは恥ずかしいという感覚が、一般的にはまだまだ大きくあります。このようなサービスにお金を払ってまで・・・と言われることも多々ありますが、最近ふと考えるのは、合コンや遊び相手探しに、多大な時間と高い費用を代償とすることには抵抗がないのに、なぜ結婚という人生においてとても大切なことに対して投資しないのだろうかということ。「できちゃった婚」や「馴れ初めは合コン」が当り前になったように、時代はどんどん進化しています。3年後には、結婚したい人が弊社のサービスを利用するのが当たり前に感じるようにしたいです。そしてウェディングのお手伝いをさせていただきたい。
事業計画としては年度ごとに目標ステージを分けています。成長戦略の時にもお伝えしましたが、現在は、弊社の全く新しいスタイルの事業を認知させるために、サービスのクオリティを上げていくというステージですが、3年後には「Team MAHALO」のメンバー数は3千人を、そして弊社の社員数は100名を目標にしています。

弊社では「Team MAHALO」という何度も顔を合わせる出会いの場や、「ハッピー・セレモニー」というシニア向けのサービスなど、今までにない新しい世界を作っています。大きな挑戦をするだけの大変さはありますが、それ以上のやりがいがあります。

結婚とはかけがえのない素晴らしいことであると同時に、社会が活性化するための大切なことだと思います。弊社のブライダル事業を通して、ブライダルに関する世の中の意識を変え、新しい文化を作り、少子化対策をはじめ、世の中のためになる大きなことを実現していくこと。もっと明るい日本作りへ貢献していきたいです。それに伴いマハローが楽しく成長していく事。そして信じてついてきてくれた仲間に恩返しすること。もちろん、家族を最高にHAPPYにして、カッコいい親父になることも（笑）。それが私の夢です！