株式会社オークファン

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クラシックコミュニケーションからのお知らせ
【重要】配信サービス統合に関するお知らせ
現在ご利用頂いております「VFリリース」につきまして、ユーザビリティの向上、機能追加、品質向上を目的とし、2012年4月1日(日)に「ValuePress!」と配信サービスを統合させて頂く運びとなりました。

配信サービス統合に関する詳細はこちらをご覧下さい。
(2012-03-19 00:00:00)
【重要】経営統合のお知らせ
クラシックコミュニケーション株式会社は、株式会社バリュープレスと平成24年3月1日付けでPR総合支援企業に向けた経営統合を行うことを決定致しました。

詳細はこちらをご覧下さい。


(2012-02-28 12:00:00)
リリースの「業界検索」機能を強化しました。

VFリリース内の「業界検索」機能を強化しました。

(2012-01-17 16:00:00)
Grow!ボタンを設置しました。

ソーシャル環境を調査を目的に「Grow!」ボタンを設置しました。

(2012-01-17 10:00:00)

 
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「今後は世界がターゲット!国内最大級のネットオークション比較サイトを運営。」
株式会社オークファン 代表取締役 武永修一

国内最大級のオークション比較・検索サイト『Aucfan.com(オークファン)』を運営する株式会社オークファンの代表取締役 武永修一氏にお話を伺いました。(取材日:2008-07-29/聞き手:大口 顕典)

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  現在の事業内容をお聞かせください。  

弊社では現在、メディア事業とソリューション事業を展開しています。
メディア事業は『オークファン』(Aucfan.com)の運営です。この『オークファン』は、中立的な立場の国内最大級、かつ国内では唯一、過去相場が検索できるオークション・ショッピング比較・検索サイトです。日本国内の主要オークションサイトや有名国内ショッピングモールはもちろん、世界最大のオークションサイトなどの商品・価格情報を横断的に調べることができ、現在では、PCと携帯合わせて140万人以上の登録ユーザー様にご利用いただいております。

ソリューション事業では、『eコンビニ』という一括出品ツールをご提供させていただいています。『eコンビニ』は、ヤフオク・ビッダーズ・楽天・アマゾン、モバオクへの一括出品ツールです。オークションの出品にかかる手間を大幅に削減し、効率的に出品・運営・管理ができるASPサービスで、現在まで国内最多の、700社ほどのクライアント様にご利用いただいています。

また、新たに始めたリサーチ事業では、過去5年分のオークション関連の過去取引データ(3億5000万件、流通高2兆2000億円、検索語のログ4億件)をチャート化し、小売業、流通業のクライアント様に提供を始めています。



  『オークファン』について具体的に教えてください。  

『オークファン』では、「Yahoo!オークション」(ヤフオク)、「モバオク」(auオークション)、「楽天オークション」、「ビッダーズ」などの国内主要オークションサイトをはじめ、「アマゾン」(Amazon.co.jp)、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」の商品を検索できます。また米国最大手のオークションサイト「eBay」(イーベイ)と「sekaimon」(セカイモン)、今後は中国「taobao.com」(タオバオ)の商品検索も可能になります。

単に検索するだけではなく、出品商品の一括比較や、過去に落札された商品の相場検索もできるのです。社内に保有するデータベースは約3億5000万件(流通総額2兆2000億円)を超えており、他に類を見ない事業モデルといえます。

オークションで商品を出品したいユーザー様は、『オークファン』で同じような商品が過去にいくら位で落札さていたのか、どれくらい取引量があったのかという相場をチェックできるので、そのデータを参考にして出品すれば、利益額や落札率、在庫回転数をアップできるわけです。また各オークションのカテゴリ毎の出品数推移や平均落札額などのデータ閲覧も可能ですし、仕入れ前の価格調査や統計の作成もできます。

ネットで商品を購入したいユーザー様は、『オークファン』で国内外合計14サイトのオークションサイトやショッピングサイトの商品を、一括で比較できますので、安い商品を探せます。また、次に自分がネットでも実店舗でも欲しい商品を見つけた時、いくらまでなら相場より安いかが分かります。

売りと買いの両方のニーズに相場が使えるので、以前から、新品を買って飽きたら中古で売る、という繰り返しで賢く生活している方が全国に100万人規模でいらっしゃいます。

さらに『オークファン』では、プレミアム会員限定の便利機能は豊富なデータ、など便利ツールを多数ご提供しています。オークションに留まらず、実店舗でモノを売っている業者の方々も多く活用いただいています。



  「eBay」の商品を日本から落札できる購買代行サイト「セカイモン」がオープンしたのは、2007年12月でしたね?  

「Yahoo! JAPAN」と「eBay」が提携したので、「Yahoo!オークション」のユーザーはYahoo!JAPAN IDで「セカイモン」サイトにログインできるようになりました。この「セカイモン」の運営は、ネットプライスドットコムの連結子会社であるショップエアラインに委託されたというニュースになりました。このショップエアラインは、ネットプライスドットコムと弊社の合弁会社なのです。

「eBay」の日本進出おいて、当初から交渉を進めていたのは、オークション専業だった弊社だったのでは、と言われております。それについてはノーコメントですが、弊社はあくまでもユーザーのエージェントとして各オークションサイトを情報とツールによりつなげるサービスをしています。 アメリカのeBayに日本人が参入するビジネスでは、オペレーションの優位性が成否を大きく左右します。マザーズに上場しており、Eコマーズの販売力はもちろん、バックヤード業務でも評価の高いネットプライスドットコムが主体となり、2007年4月にショップエアラインを設立し、「eBay」からの落札業務を代行することになったのは当然の流れだと思っています。



  『オークファン』が140万人ものユーザーに利用されているのは、中立的立場を堅持しているからなのですね。  

「Yahoo!オークション」を始め日本の主要オークションサイトの登録者は約1000万人以上と言われています。『オークファン』の月間140万人という数字は、実際に利用していただいているユーザー数ですので、国内オークションユーザーの何割かは『オークファン』をご利用していただいていることになります。

金額で言うと、『オークファン』経由の年間の流通高は、約1500-2000億円ではないかと思います。その金額は、オークションで出品する場合もあれば、落札する場合もあります。1年間に日本人が百貨店やスーパー、モール等の店舗から商品を購入する金額よりも多いのです。
  
弊社の蓄積されたをデータベースを元に価格を把握し、ユーザーが各オークションで出品・落札をする。同じユーザーでもモノを出品した次の日に、今度は別のサイトで落札もしたりします。つまり、「レンタル消費」という新しい社会概念が生まれてきてると思います。個人がモノを使用し、2次流通、3次流通と次々に新しい所有者に受け継いでいく。この流れにおあいて、弊社は世界的なインタラクティブ・ゲートウェイの役割を担っているといえます。その結果、各オークションサイトにも、トラフィックや流通促進という面で貢献させていただく。そういう相乗効果があるゆえに、大手の運営企業様とも親密な業務関係を保持していけるわけです。



  武永社長は、京都大学法学部に在籍中からネットオークション事業を始めたのでしたね?  

そもそもネットオークションの便利さを知ったのは、自分で初めて利用したときだったのです。中古のパソコンを、家電量販店に下取りに出そうとしたら、引き取り金額があまりにも低かったのですね。数年前のモデルなので、当然といえば当然ですが。それでオークションサイトへ出品してみたら、みるみる値段が高騰し、量販店の見積もり金額の約4倍近い値段で落札されたのです。

これは便利だと思い、知り合いの質屋さんから安い商品を仕入れてネットオークションでどんどん販売しました。リサイクルショップや、ブティック、輸入業者などにDMや飛び込みで営業もよくやりましたね。

そうやって個人事業主として京都でネットオークション事業を始めたのは22歳のとき。ちょうど2000年で、パソコンはかなり普及していましたが、ブロードバンドもネットオークションもまだこれからという時代だった。儲けられる得意分野を一点集中しよう、ということで、メンズ服やブランド商品のジャンルに特化するようになりました。結果、売り上げは急増しました。業者からの仕入れも安定し、フランスやイタリアやアメリカへも商品を買い付けに行っていましたね。

やがて売り上げが1億円を超えるようになり、税理士から会社化を勧められたので、2004年4月に東京で株式会社デファクトスタンダードを設立したのです。



  2004年に株式会社デファクトスタンダードを設立した武永社長は、ネットオークション界のカリスマと呼ばれるようになりました。順風満帆の起業でしたね?  

いえいえ、面白いもので、会社にしたら何故か全然儲からなくなったのです(笑)。オークション自動取引ツールを自社開発したのですが、最初の1年は大変苦しかったですね。一時期は大赤字に転落して、自分の貯金を全部つぎ込んだり、それでも足りずに、親にもお金を借りたり。起業したのは完全に失敗したなと思った時期もありましたよ(笑)。

そしてある日、当時ベンチャーの代表的存在だったライブドアのセミナーに講師として呼ばれたのです。「ビジネスツールとしてのネットオークション活用の成功の秘訣とは」というテーマのセミナー(編集部注:2004年12月16日開催)だったのですが、このとき、私がオファーして、一緒にYahoo!JAPANの営業部の方も講師来ていただけることになりました。

セミナーの受講者は、10億も100億も売り上げのある企業の方々も多かったので、私が「ネットオークションで1億以上の売り上げがありました」と話しても、驚きもしなかったのですが、こういうオークション自動取引ツールを社内で開発しましたと説明したら、大変な反響だったのです。

私の話を聞いていたヤフーの営業部の方も非常に興味を持ってくれ、親しくご相談しているうちに、いまのような事業のヒントを得たのです。



  『オークファン』サイトがオープンしたのは2006年1月からでしたね?  

私が個人事業主の時代から利用していた「オークション統計ページ(仮)」というオークションサイトがありました。そのサイトは、ある方が開発・運営していたのですが、非常に利用者が増えており、オークションのヘビーユーザーはほぼ使っていると言われていました。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったIT業界の数々の企業が、そのサイトを買収したがっていると話も聞いていました。

しかし運営者は非常に優秀で人柄も素晴らしい方だったので、「条件面の話ではない。あなたたちに、私の子供でもあるこのサイトをうまく育てられますか?」いう思いで取り合っていなかったそうです。そのときちょうど私たちが相談に行き、「我々なら育てられます。なぜならこのサイトを利用してきたユーザーだからです。このサイトをさらに伸ばすことに、誰にも負けない熱意があります。価格.comの創業メンバーがいますので技術的にも問題ありません。安心して任せてください」と申し込んだのです。

そうしたら、「では、あなたたちにお譲りしましょう。頑張ってください。僕は今、ゲーム系の新規事業の立ち上げを一人でやっていて忙しいので」と、サイトを譲渡してくれたのです。それが現在の『オークファン』の始まりです。そのとき、その方が一人で準備していた新規事業が実は、「モバゲータウン」だったのですよ。(編集部注:「モバゲータウン」の正式オープンは2006年2月7日)



  株式会社デファクトスタンダードからメディア事業を新設分割するために、2007年6月に株式会社オークファンを設立したのですね?  

株式会社オークファンを設立したのは、『オークファン』サイト自体の今後の世界的な成長戦略とも大きく関わりのあることです。

『オークファン』はあくまでもユーザーに立脚した中立的な立場で、あらゆるオークションサイトのゲートウェイとしての事業を、今後も強化していきます。その点では現在、日本で規模的にも知名度もno.1になっていますが、今後『オークファン』は世界展開を目指していきます。
とはいえ、「海外に進出します!」と肩に力が入っているとか、PR先行型という訳では全くありません。 米eBayとの関係も、オークション市場の国際化という流れの中では当然の事だと思っています。

元々弊社には、英語圏、中国語圏を中心に、海外からのユーザーがかなり多いというのもあります。また、モノとモノの取引は、価格情報が明確であれば容易に取引の場は国境を越えます。世界中のユーザーがネットオークションを通じて生活を豊かにし、「レンタル消費」を実現するサービスを、もっと提供していきたいですね。『オークファン』が今後さらに世界中のオークションサイトと繋がっていけば、世界中の人たちが『オークファン』を利用し、簡単に商品を売り買いできるようになります。そうすると『オークファン』を中継地点にして、色々なサイトをモノやお金が循環するようになる。つまり、個人の欲求と社会貢献性のあるエコやリユースの概念が、一致する市場でもある訳です。この流通の新たな仕組みによって、日本をはじめ世界経済の活性化に貢献できればと思っています。



  『オークファン』の世界展開に関して、具体的な計画はありますか?  

現在、『オークファン』には世界中からのアクセスがありますが、アメリカと中国からのアクセスは特に多くなっています。アメリカ人は、日本の家電、アニメ、自動車のパーツなど、中国や韓国の方はデジタル機器、アパレル、スポーツ用品など幅広く購入しています。

中国の方は、たとえば『オークファン』でニンテンドーのWiiを3万円で購入し、それを中国のネットオークションで6万円で転売する方がいるわけです。そうすると3万円の儲けですが、中国ではそれで一家5人が一月生活できてしまう。だから日々割安な商品を検索しています。また、アメリカの方であれば、自国の実店舗やネットで売るより、日本のオークションの方が高く売れる商品もあります。今後は、英語版、中国語版の『オークファン』サイトや出品ツールも展開する計画です。

また、国内の商品データベースは先ほどお話した通り膨大なボリュームですが、各国のオークションサイトの過去データも、着実に弊社にログ化されています。商品の取引価格は、いわば「モノの時価(フェアバリュー)」です。それは、例えばメーカー希望価格など、供給側理論の提示価格ではありません。出品者と落札者がお互い合意して成約した、まさに市場価格が表れています。

これにより、世界中のユーザーが、「あらゆるモノのフェアバリュー(時価)」を認識し、売買のアクションを起こすためのトリガーとなっていきます。

また、最近満を持して開始したデータ提供については、個人ユーザーはもちろん、リサイクル業、小売業、流通業などを中心とした業界から待望いただいております。「モノの時価」と「流通量」が分かれば、仕入や在庫管理、販売の面でネットでも実店舗でも役立つからです。

しかし、もっと違った業界でも役立つ可能性が見えてきました。それが金融業界です。政府が推し進めているABL(動産担保評価による融資)や、商品の残存価値に注目した残貨設定ローン、携行品損害保険の算定など金融商品です。

このあたりについては、まず弊社以外にはできない優位性があり、また、海外事業と並んで今後の大きく飛躍する分野と認識しており、今後より注力していく方針です。

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      株式会社オークファンの企業概要

会社名:株式会社オークファン
代表者:武永 修一
設立:2007年6月
資本金:1億552万円
住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-3-14 ASAX広尾ビル5F
URL:http://aucfan.com

事業内容:
・月間ユニークユーザー数140万、総PV4500万(携帯版は別途UU25万、総PV700万)以上を誇る国内最大のオークション統計・検索サイト『Aucfan.com(オークファン)』を運営

・複数のオークションに対応した一括取引システムの提供
一括出品ツール『eコンビニ』 http://www.e-conveni.net/

・国内・海外のオークション取引データ(約3億5000万件以上、流通高2兆2000億円)を生かしたCtoC市場のマーケティング、流通支援事業、金融事業などCtoC市場の周辺事業

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【広報講座コーナー】 媒体の記者や、PRのプロをお呼びした講座を多数紹介。

 

 
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株式会社ビー・オー・スタジオ 代表取締役社長 川添 祐貴
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