株式会社ＺＩＮＱ

弊社は、ヘッドハンティング事業を中心とした人材採用・人材紹介のコンサルティング専門会社です。
意識が高くポテンシャルを秘めた中間管理職層の人材をエグゼクティブ層（経営レベル）に引き上げるヘッドハンティングを目指し、事業展開しております。現在ベンチャー企業において、このような人材のニーズが高く、必然的にクライアントにはベンチャー企業が多数いらっしゃいます。人材ビジネス業界は成熟しつつあり、従来の大手企業が提供するサービスだけでは補えないニーズというものが出始めております。弊社はそのようなほころびを小規模だからこそできる目利きという主旨でやっています。
よい人材を探し出す方法として、人脈を通しての紹介が多いですね。月間で100名前後、年間で1000名前後の候補者にお会いしています。もちろん営業活動も行っていますが、事業自体が人とのつながりを重視したものなので、人材・求人側企業も主に人脈を通してのご縁が多くなっています。

転職候補者を求人依頼企業に対して提案させていただくこともありますが、多くは企業側からの依頼でヘッドハンティングを行っております。企業側からのご依頼には、リサーチをかけてほしいという依頼と、特定の方を指名してのスカウトの依頼の2種類があります。リサーチは、クライアント様のニーズに沿って抽出したターゲット層に対して、人材を探します。特定の方へのスカウトの場合は、本人の転職の意思や将来のビジョンなどをお聞きすることから初めて、クライアント様と協働する可能性を探ります。このような指名スカウトの場合は、長期的なアプローチと説得を要するため、最長で１年半かかった時もありました。

大学時代からサークルを主催し、大手アパレルメーカーの採用マネージャー、人材派遣業や文書翻訳業務などを行なうベンチャー企業を立ち上げていました。大学卒業後、ある広告代理店への就職が内定していたのですが、小さい頃からの夢である医者になることをあきらめきれず、医学部を受験しました。そんな時、ヘッドハンティングを事業としている複数の企業からお話があり、結局医学部には行かず、社長が若く若手の層が活躍できるような場を提供してくれそうな会社を選んで入社しました。
その後、2006年9月に独立し、弊社を設立しました。

弊社は全くのゼロから立ち上がった企業です。設立3ヶ月の売上は30万円でしたが、それから事業を立て直し、現在に至っています。起業して初めの1年間は大変苦労した1年間でしたが、弊社を注目してくれる方々も多く、仕事のお話も数多くいただくことができました。
事業開始当初から、成長を急いではいません。売上の増大を目指して組織を拡大するよりも、事業基盤を強く確立することを重視しています。まだ若いからこそゆっくりと成長していければと思っています。小規模だからこそフラットな関係で仕事が進められますし、外部からも様々な情報や相談が舞い込んできても柔軟に対応することができます。もちろん将来的に組織拡大を目指すこともあるかと思いますが、向こう5〜10年間が事業基盤を作る時期ですね。ビジネスを人生と照らし合わせて長い視点で捉えていますので、組織拡大はそれからでも遅くないと考えています。

一人一人の社員や、弊社に関わっている方々が皆、「働いてよかった」「一緒にやってよかった」と思ってくれるような企業になっていくことが大切だと思っています。ＺＩＮＱを通して転職された方や、ＺＩＮＱで今後ともに働く方が、ＺＩＮＱを踏み台にして新たなチャレンジをしてくれればなによりですね。最近一歩先に出られない若者が多いと感じていますが、彼らに対して励みになるような会社であり組織でありたいと思います。実際これまで転職を相談された方の中でも、一歩踏み出して起業された方も大変多いです。今頑張っておられる方の最初の相談相手になれたことが嬉しいですね。
弊社の社名であるＺＩＮＱは、漢字で『仁駆』と書きます。人と人、“仁”が“駆”け巡るライフパートナーでありたいという願いを込め、社名を『仁駆＝ＺＩＮＱ』としました。いつか組織を拡大するフェーズになることもあるかもしれませんが、常に『仁駆』であり続けたいと考えています。