パートナーオブスターズ株式会社

中小企業を元気にすることを目指し、魅力ある企業を構築するための「組織活性化プログラム」と、成長力ある企業を作るための「ビジネスモデル構築プログラム」の二つを柱とした事業をスタートしました。また、若手人材のコンサルティング力を育成するためのコミュニティ「Club Be Ambitious」を運営し、コンサルティング事例の紹介や、ノウハウ情報、セミナー案内の無料配信を行なっています。
「企業」と「個人」、それぞれのアプローチから活性化をしていきたいと考えています。

大学卒業後、まずビジネスの世界を実践で学ぶため、商社に入社しました。就職活動時に商社を目指したのは、人の力で仕事が動くということと、多くの人に会えて総合的な仕事を経験できると考えたからです。
商社に入社して2年目の頃、当時は企業への提案営業を行なっていたのですが、やはり商社の立場では当然ながら営利目的もあり、やれることに限界がある。ならば、これを事業とした起業をしようと決意しました。
そこで、さらに具体的に、長期的なスパンの仕事、あるいは企業の内部に関わるようなビジネスをしたいと考え、コンサルティング会社へ転職しました。商社を辞めてからすぐに起業しなかったのは、具体的に中小企業について学びたいと考えたからです。コンサルティング会社では、1年間勉強をさせてもらい、その後、1年間個人事業で行った後、2007年1月にパートナーオブスターズ株式会社を設立しました。

「経営者」という立場になり、一番大きかったのはお金に対する感覚が変わったことです。ある意味、社員だったころは、仕事をせずに勉強をしていても給料はもらえます。しかし、今は自分で仕事をとり、稼がなくてはいけません。お金に対する向き合い方が今まで以上に真剣になりましたね。
設立当初は、経理も総務も一人で担当していました。大変といえば大変ですが、とりあえず会社経営にまつわることをひととおり自分でやってみたかった為です。クライアントとなる中小企業の方とお話をするのにも、やはり自分で経験をしておくべきですからね。

2008年で、会社設立からやっと１年になりました。企業コンサルティング会社として、ある程度認知されてきたのを感じています。また、法人化したことで、これまでにない新しいビジネスパートナーとの出会いを数多く経験することができました。

事業展開としては、「組織活性化プログラム」と「ビジネスモデル構築プログラム」の２本柱以外にブランディング構築にまつわる「企業アイデンティティ構築プログラム」事業を強化しようと思っています。各プログラムは、ビジネスパートナーと連携し、それぞれの得意分野を活かしながらサービスを提供していく形をイメージしています。もちろん、2本柱の部分も継続的に強化し、ノウハウ化を行ない、さらにわかりやすい形でサービスを提供できるようにしたいと考えています。

組織体制としては、各プログラムに見合ったビジネスパートナーとの関係を強化したうえで、他の業務領域にも手を広げ、そこから専門知識を持った人を社員として迎えたいと考えています。
求める人材は、第一に仕事を楽しめる人。会社に不満を持つことも当然あるとは思います。けれど、そこにとどまらず、「どうしたらそれを変えられるか」という発想を持った人を求めています。自分の意見を持ち、自分が組織を創っていくという意識を常に持っていることが重要です。

規模としては、今後5年間で15名くらいの組織を目指しています。今後の事業展開として、経営者や経営者を目指す方々に訪れていただけるようなCafe的な「場」の提供を検討しており、コンサルティングスタッフ以外に、このCafe運営に関わる人材も広く求めたいと考えています。

顧客数でいうと、30社程度を目指しています。決して多くはない数字ですが、単に取引先を増やすよりは、一度取引のあったお客様と深く長くお付き合いしながら、頼れるパートナーとしてじっくりと仕事をさせていただければと思っています。新規開拓も、お客様からの紹介や、セミナーなどに参加する中でこれはと思った企業の方にこちらからアプローチしています。

今後は、「衣食住」に関わる企業とのおつきあいを増やしたいですね。私自身、生活に関わる部分にはこだわりがあり、そこを大切にしたいと考えています。単純にいうと、そういった企業の活性化のお手伝いをすることで、「適切な衣食住環境」を実現できればと考えています。
また事業展開として、Cafe運営やセミナープログラムなど、コンサルティング以外の部分でこれから育っていく人材に対しての教育的な事業を検討しています。

上場については、今はまだ考えていません。事業目的に合わせ、パートナー企業を増やしていく中から、新たな会社を立ち上げたいと考えています。10年後には3社程度立ち上げられたらいいですね。

やりたいことはたくさんありますが、人生は短い（笑）。だから、仕事も生活もずっと楽しみ続けていきたいですね。弊社の基本指針は、「楽しまなければ仕事ではない」。仕事と生活の間に時間的な区切りはあっても、実際には切り離すことはできないものです。これからも、「責任をもって楽しむ」をモットーに、クライアント企業のよきパートナーとして、組織活性のお手伝いができればと考えています。