ベリタス・コンサルティング株式会社

我々の会社は組織人事系のコンサルティングをしています。組織開発と人材開発の両面があるのですが、人材開発では人材を育成していくための仕組みづくりや研修プログラムを、組織開発では生産性の高い組織づくりのサポートを行っています。
プログラムという形で提供するのは研修などがメインですが、業務の設計およびキャリア開発のための計画的な仕事のアサインの仕方などまでサポートしていますので、包括的に人・組織の成長に関わる事業を行っていると言えます。
個別のクライアント状況に合わせてゼロから人材育成体系や研修プログラムを設計できる会社は意外と少ないので、特に大手企業や上場ベンチャー企業などからご評価頂いています。最近ではナレッジ共有の基盤としてWeb2.0技術の活用なども提案しています。

大学卒業後リクルートに入り６年間、新卒採用の広告営業を経験しました。幸い業績はまずまずでしたが、バブル崩壊で採用ストップやリストラの話が増え、採用だけの仕事に限界を感じるようになりました。そんな時に、社内で人事コンサルティングの部署を立ち上げる話があり、創業時から参加したのです。仕事は面白く順調にクライアント先や売上も増えましたが、次第に仕事の領域を広げたい気持ちが強くなりました。そこで私費で留学してビジネススクールに行き、欧米で就職する計画を立てたのですが、合格して渡米する直前に家庭の事情などで断念することになりました。退職することは決めていたので、そのまま独立しコンサルティング会社を設立したのが現在の会社です。

組織人事面のトータルソリューションを提供する会社になりたいと思っています。残念ながらこの分野は一時的な流行に終わるビジネスが多いので、永続的に価値を発揮できる、クオリティ面でのナンバーワン企業を目指しています。売り上げをあげて利益を出し、安定基盤を作るのはもちろん大切ですが、量的な目標にはあまりこだわっていません。幸いクライアント層には恵まれていますし、規模を追求して質を落とすことはしません。

自分の目標、ポリシーを常に忘れずに会社を成長させていきたいと思います。日本経済は確実に下降局面に入っていますから、こういうときにこそ強さを発揮できるビジネス、困っているクライアントに喜んで頂けるサービスを提供していきます。予算が削減された企業様対象に、自社で運営・実施できる研修教材の提供ビジネスを始めたのは、その第一歩です。おかげさまで大好評を頂いていますが、環境は常に変わり続けていますので、どんな状況にも即応して先取りする動きが取れるよう、アンテナを常に張り巡らせています。アメリカ海兵隊の組織を模範として、少人数で機動的に動ける体制を整備しましたので、妙な高望みをしなければ安定成長できる環境は整いました。

眉をひそめる人もいるでしょうが、私はビジネスはある意味、戦争と同じだと思っています。大きな目標と実行計画を立て、それに必要な資源を調達し、適切に配備（投資）する。そしてどのような状況が起きても大丈夫なように日ごろからスタッフを訓練し、実際の現場で日々細かい修正や調整を繰り返して、目標に向かって進んでいく。机上の空論で作戦を立てたら負けてしまうのも、戦争と同じです。特に昨今の厳しい経済環境下では、ちょっとした油断や甘え、戦略ミスが命取りになります。そして勝つことが難しいなら、絶対に負けない（倒れない）組織を作る、これが経営にとって最も重要だと考えています。古今東西ものすごい数の歴史家や研究者が戦争や指導者を研究し、勝つための、あるいは負けないための戦略や組織のあり方を研究してくれています。これをビジネスに活かさない手はないですし、私達自身も単にサービスを提供するだけでなく、ビジネスに対する考え方もクライアントに伝えていきたいと考えています。