株式会社 ＹＡＺ

弊社の事業は、大きく分けて“システム開発事業”と“インターナルマーケティング事業”の２つになります。

システム開発事業では「Lotus Notes（IBM製品）」というグループウェア技術を中心にJava、Oracleなどを取り扱っています。

インターナルマーケティング事業では、顧客企業の社会的評価向上をシステム技術で実現するという新しい取り組みを行なっています。企業内部の情報インフラ整備により「経営者から社員への情報流通」「社員から経営者への情報流通」の活性化、改善を行うことにより「経営者と社員が一体となって働ける企業経営」の実現を、
そのためのファーストステップと位置付けています。

具体的には、顧客企業に存在する情報流通ツール「社内報」に着目し、これまでの社内報ツールでは実現できなかった様々な機能を付加し、非営利情報を扱う情報インフラとして整備する「ER社内報サービス」を提供しています。

中学、高校時代に生徒会長を務め、大学時代にはサークルの代表など、一貫して組織をまとめる役回りを経験してきたことで「組織」という存在に興味を持ったことがきっかけでした。

卒業後はシンクタンクへ入社し、エンジニアとして多くのことを学びました。しかし次第に、周囲の人間から個性が失われていくことに違和感を覚えるようになりました。「個性を活かす組織」を自ら実現しようと決意し、起業を意識したのは、その頃です。

社名のYAZ（ヤジュ）というのは、私の小学生の頃のニックネームです。子供の頃は、何にも縛られることなく、自由に夢を語っていました。できない理由を並べて、諦めたりせずに生きていたはずです。「誰もが、子供の頃のように、自分らしい夢を語れる。そんな社会を創りたい。」という想いからつけた社名です。

事業としては、大手企業向けのグループウェアの開発、社内コミュニティーの導入を行い、情報の流れに変革を起こし、社員が様々な情報に密に接することが可能な環境の提供を行っていきました。

そしてインターナルマーケティングという視点を導入して、企業の対社員に対するブランド化を図るために、どのような情報を提供していくのかという企画提案を行うＥＲ社内報サービスを提供するに至りました。

人材獲得競争が激しさを増している現状では、他社との違いを明確に打ち出すブランド戦略が重要になってきます。

採用という側面において、賃金や職場環境など物理面での違いを明確にすることは有効ですが、それだけで他社に打ち勝つことは難しいでしょう。そのような中でこそ、企業内部の情報流通を見直し、経営者と社員が一体となり働きやすい環境を構築することは、企業にとって重要なブランド力になると思います。

弊社では、既に社内報ツールを利用している企業をターゲットとして、ＥＲ社内報サービスによる情報インフラ整備を提案していく予定です。

来期には、20社への導入を予定しており、3年後には売上5億円程度を見込んでいます。

弊社でも、インターナルマーケティングの一環として、戦略の共有を図ったり、お互いに感謝をあらわす「感謝の花」や、「社員MVP」を設けたり様々な取り組みを行っています。

インターナルマーケティングを普及させていくことで、より多くの人が輝き、より多く組織が活性化し、より良い社会創りに貢献していけるよう今後も精一杯取り組んで参ります。