紅橋株式会社

弊社は本気で日中の架け橋となることを考える、中国ビジネスのリーディングカンパニーです。現在の主な事業は３つございます。

・人材紹介事業
中国ビジネスを成功させる上で一番大切なもの、それは”人”です。日中ビジネスに欠かせない、「語学＋日中バランス感覚＋専門能力」に秀でた日中管理職人材がビジネスの要になるでしょう。まずは、御社の事業内容や企業ビジョン、中国ビジネスに対する取り組み、必要能力、企業文化、上司や部下像等をヒアリングさせて頂き、その上で御社のニーズに最適な人材をご紹介させて頂いております。この分野では既に多くの実績があり、パイオニアと自負しております。日中の間により多くの人材、企業が携わり活躍して頂くこと、これを全力で応援するのが弊社の考える「日中の架け橋」です。

・日中企業マッチング
中国に進出したい日本企業と中国現地の企業を繋げるマッチングの提案を行っております。また、これからは中国の企業が日本に入ってくることが多くなってくるので、求める分野の企業とマッチングさせるためのサポートをしていきます。

・SNS
日中ビジネス交流ＳＮＳ”紅橋ＳＮＳ”の企画運営を行っています。日中の両国から登録可能で、総登録者数は１５００人程、月に４０万PVほどの利用率になっています。また、この日中に特化したSNSを利用してネットリサーチも行っています。日中に興味ある人にリサーチをしたい時には属性を絞るだけでお金がかかりますが、紅橋SNSでは利用者が日中に関心がある方なので、そこに特化したネットリサーチを行うことが可能です。

　最近、日中ビジネスを始めようと思ったきっかけが何だったのかを考えていて、思い当ったことがありました。僕は小さい頃から親に将来は中国だと吹き込まれていたんです。小学校の卒業式の時にそれぞれの夢を述べることがあったのですが、僕は「外国人の友達をたくさんつくります」と言っていたことを思い出しました。たぶんそれも親の影響を受けてたんでしょう。そして大人になるにつれ、中国はジャッキーチェンの映画に見られるような日本にないエネルギッシュな所を持っていますし、ビジネスとして潜在力が高いことに気付きました。さらに、僕が学生の頃は中国語ができる人があまりいなかったので、少しでも出来れば高く評価されるのではないかということで興味を持ちました。

大学へ入学し、新歓時期が終わったらすぐに短期留学へ行きました。そしたら中国が肌に合ったのか、また行きたくなって、今度は長期間で行こうと決めました。当時僕の大学にはなかったのですが、大学の交換留学として単位を認めてもらいたいという思いがあったので、大学側にこれからは中国だということを毎日熱心に説明して、なんとかその想いが伝わり、中国との交換留学制度を作って頂き、その第一号の交換留学生として認定されたんです（笑）。
短期と一年の留学では得るものも違いました。短期の時は語学学校に通っていたので友達になる人に中国人はいませんでしたが、交換留学では実際に中国人のみのクラスで授業を受けなければいけなかったので、必然的に中国人と交流し、中国人と友達になりました。

中国人の学生は日本人の大学生と比べて明らかに勉強へのモチベーションが違いました。みんな真剣に自分の将来や仕事のことを考えているのでとても刺激を受けました。そしてこんな努力している中国人に、のほほんと大学生活を送っている日本人は勝てないなと思いました。僕と同じ世代の中国人がビジネスの現場で活躍するようになると日本は経済力でも今の力関係を保つことはできないと感じ、いつかは優秀な中国人が日本の企業の幹部に就き、日本で活躍する日がくるだろうと思いました。そういう時代が来たら、お互いに文化や価値観を良く知っていなければ良いパートナーになることが出来ません。
どうも、未だに日本と中国は言語に同じ漢字を使うので考え方や価値観が同じようなのではないかと思われているところがありますが、それは大きな誤解です。実は価値観自体が著しく異なっており、そこに気付かないと、良いビジネス交流も図ることはできません。そこで、そうした事情を痛感した自分だからこそ、日中の懸け橋になれるような事業をしたいと自然に思うようになり、大学卒業後一旦は普通に就職しましたが、その想い自体はずっと温めていまして、ようやく本気でそれを実現させたいと思い立ち独立しました。

今までは基礎固めだったので今年は攻めていこうと考えています。その中で最も重要になることは集客力だと考えます。そして日中ビジネスのプラットフォームを目指していきます。集客力を高めるために新しく始めるのが、日中関係で有名なビジネスパーソンを講師に呼んだ講演会を開こうと思っています。今まではSNSの登録者を集めて日中の交流会を企画してきましたが、もう少しビジネス寄りで皆さんが興味を持つような方を弊社がアサインしてその方に講演して頂きます。月に一度ペースで講演会を開き、中国関係の講演なら紅橋といわれるまでに知名度を高めたいですね。そして講演へ来てもらった人の中で弊社と組んで新しいサービスを展開したり、その中でビジネスマッチングなどを行っていければ良いと思います。

基本的に今後は日中関係は仲良く続いていくと思います。そして中国経済が順調にいくと中国企業が勢いづいてきて日本へ進出してきます。日本の企業は中国を目下に見ていることが多いですが、これからは中国の人たちを丁重に扱わないといけません。採用時にも国籍に関係なく中国人も採用しなければいけませんし、幹部に中国人を置かなければいけなくなるでしょう。日本企業は日本人と中国人の境を無くして、平等に扱っていかないといけないし、採用した中国人に日本の企業のやり方を押し付けるのではなくグローバルなやり方に日本側も歩み寄らなければいけません。そうでなければ日本が世界から取り残されていく日もそう遠くはないかもしれません。